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たまつくり 「人間国宝 松井康成の全貌」展 [巨匠・人間国宝]

松井康成さんのやきものを見るとワクワクします。

形はいたってシンプルですが、
いくつか異なった色の土を練り合わせたり積み重ねて模様を表す
練上(ねりあげ)という技法を用いて造られたやきものの
あまりに多様な表現に驚きの連続です。

土の亀裂を逆に模様とした”嘯裂(しょうれつ)”や”象裂”
サンドブラストで表面を荒らしてマットな質感の”風白地”
さらに、ダイヤモンド粉末で研磨してガラスのような光沢の”玻璃光(はりこう)”などなど
晩年まで新たな表現を生み出し続けました。

まんまるな壷を作り続けた松井康成さんのお言葉。
”わたしは作陶のうえでたまのかたちにこだわって久しいのです”
たまとは勾玉の玉、そして珠。
松井康成さんのやきものを見たときのワクワク感は、
宝石なんかを見たときのワクワク感に近いかもしれません。
昔から人間の惹かれるものです。

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「人間国宝 松井康成の全貌」展 @茨城県陶芸美術館
2005 9/10-11/6

 茨城県陶芸美術館 http://www.infonavi.co.jp/~tougei/tenranan/matsui.html

 茨城県陶芸美術館では常設で松井康成さんのやきものが展示されてますので、
 今回の展覧会に足を運べない方でもいつでも作品を見ることができます。
 今回の展覧会では210点ほどの作品が展示されていましたが、
 まだまだ収蔵品はあったような気が。


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