ココロを動かす色 松井康生さんのやきもの [巨匠・人間国宝]
以前にも紹介したのですが、
松井康成さんのやきものは
まるで宝石のような美しさです。
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-10-19
そのやきものの色鮮やかな美しさが、
SONYと朝日新聞との共同企画で紹介されています。
とても素敵なHPなのでぜひご覧ください。
色はココロを動かしますね。
「Color is Magic ココロを動かす日本の色」http://www.asahi.com/ad/clients/bravia4/index.html
BRAVIA http://www.sony.jp/products/Consumer/bravia/
NODA・MAP番外公演「THE BEE」日本バージョン [演劇]
最近の野田秀樹さんの作品は
戦争をテーマにしたものが多い気がします。
今回の筒井康隆さんの短編を原作とした「THE BEE」も
戦争のことが暗に思い出されます。
不条理劇のような感じもありますが、
そもそも暴力は不条理で不毛なものなのかもしれません。
客席から客観的に見ることで、
その不条理性が際立って見えるような気がしました。
「つまらない恐怖心に支配されてゆく平凡な人間」
として描かれた主人公井戸は自分のことかもしれません。
時には自分を客観的に見ることが必要かもしれません。
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NODA・MAP番外公演「THE BEE」@シアタートラム
2007/6/22-7-9 日本版
2007/7/12-7/29 ロンドン版
http://www.nodamap.com/02thebee2/top.html
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原作はこちら↓に収録された「毟りあい」です。
未読ですが、久しぶりに筒井康隆さんの昔の短編を読んでみたい気分です。
柏市立砂川美術工芸館が閉館 [民藝]
千葉県柏市の砂川美術工芸館は
「型絵染め」で有名な芹沢けい介さんの作品を展示する美術館でしたが、
6月29日をもって閉館となりました。
すこし悲しいニュースです。
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以前、2005年5月23日から館の運営に関する調整のため1年弱休館する
という記事を書きました。
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-05-07-1
その後、2006年4月1日、復活して開館した際も記事を書きました。
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2006-04-23
そして、今回の閉館の記事となりました。
実は3月1日より臨時休館しており、
その理由は建物の一部にアスベスト含有物が
使われていることが判明のためでした。
健康に関することゆえ、
難しい判断だったと思うのですが、
閉館という結論となってしまったようです。
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心残りは、最後の展示を観にいった時には、
すでに臨時休館になってしまっていたため、
最後の展示『蓑・バンドリ 民具の意匠』展を見逃してしまったことです。
砂川美術工芸館の芹沢けい介作品は
柏市に寄贈されているのですが、
柏市役所の記事によれば、
平成20年8月より柏市の沼南庁舎内で公開を再開する
とのことです。
今はこちらの展示がどのようなものになるか、
期待したいと思います。
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柏市役所 http://www.city.kashiwa.lg.jp/information/19-0278sunakawa.htm
砂川美術工芸館 http://www.city.kashiwa.lg.jp/cityhall/sosiki/B_SYOG/SYOG_BNK/bunkanavi/sunakawa/sunakawa_top.htm
クリスチャンヌ・ルグラン [音楽]
ミシェル・ルグランさんが来日されるということで、
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2007-03-17
今から楽しみです。
お姉さんのクリスチャンヌ・ルグランさんも
一緒に来日される予定でこちらも楽しみです。
これまで、ミシェル・ルグランさんの記事は書いたことがあるのですが、
クリスチャンヌ・ルグランさんの参加されたCDも
いくつか紹介しておこうと思います。
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クリスチャンヌ・ルグランさんは
主にコーラスグループで活躍されていますが、
出発点となったのは”ブルー・スターズ”です。
ブロッサム・ディアリーが在籍していたことでも有名なグループで、
アルバムタイトル曲の「バードランドの子守唄」は
ミシェル・ルグランによるアレンジ。
フランス語のコーラスグループによるジャズが、
なんだかいいです。
”ブルー・スターズ”の次に参加したのが、
”ダブル・シックス・オブ・パリ(レ・ドゥブル・シス)”です。
↓は名盤として有名なディジー・ガレスピーとの競演盤です。
アレンジはラディジー・ガレスピー・バンド出身のラロ・シフリン。
ラロ・シフリンは「スパイ大作戦」などの映画音楽でも有名です。
次いで参加したのが、もっとも有名な”スウィングル・シンガーズ”。
バッハの名曲をコーラスで再現した作品が有名です。
クラシックじゃなくてジャズが聴きたい方は
これ↓がとってもおすすめ。
スタン・ゲッツのアルバムですが、
アレンジがミシェル・ルグランさん、
コーラスはスウィングル・シンガーズが担当しています。
ほとんどミシェル・ルグランのアルバムといってもいいような内容です。
コーラスもやりすぎとも思える存在感で、
十二分に堪能できます。
クリスチャンヌ・ルグランさんは、
他にもミシェル・ルグランさんの代表的な映画音楽
『シェルブールの雨傘』や『ロシュフォールの恋人達』などでも
歌っておられますし、
ソロ・アルバムも何枚か発表されています。
こちら↓のソロアルバムのCD化は多くの人が待ち望んでいました。
そして、ソロシングルを集めた日本編集盤がこちら↓。
貴重な音源も収録されています。
ちなみに、ライナー・ノーツが充実していて、
今回の記事でも参考にさせていただきました。
ミシェル・ルグランさんもよく歌われるので、
来日時は二人のデュエットが聴けるといいなと思います。
シェルブールの雨傘とか。
「アートで候 会田誠・山口晃 展」 [現代美術]
会田誠さんと山口晃さんの二人展。
お二人の作品はグループ展では何度もみているのですが、
まとまって作品をみたことがなかったので、
今回の企画はうれしかったです。
ギャラリーでなく美術館で開催というのも。
これまでの作品を振り返りつつ、
これからの活躍を期待させられました。
更なる進化を見たいような、裏切って欲しいような。
楽しみです。
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「アートで候 会田誠・山口晃 展」@上野の森美術館
2007/5/20-6/19
http://www.ueno-mori.org/special/aida_yamaguchi/index.html
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会田誠さんをはじめて知ったのは、
思い返してみると、
戦争画RETURNSシリーズの中の
「美しい旗」だったような気がします。
今回は「美しい旗」の展示はなかったのですが、
「紐育空爆之図」をようやくみることができました。
「美しい旗(戦争画RETURNS)」は
大塚英志さんの『「彼女たち」の連合赤軍』の
文庫化に際して表紙に採用され、
その時に初めて見て、心に残っていました。
いろいろと深読みさせられる画だと思います。
『「彼女たち」の連合赤軍』がamazonの検索に引っかからないのですが、
↓こちらの本の表紙にも「美しい旗(戦争画RETURNS)」が使われていることを知りました。
本当は『「彼女たち」の連合赤軍』の表紙と2つで1つの作品です。
「美しい旗(戦争画RETURNS)」は、
蜷川幸雄さん演出の2005年の舞台「メディア」でも
パンフレットの表紙に使われていました。
どちらかというとク・ナウカ版の「王女メディア」を思い出させます。
http://www.bunkamura.co.jp/shokai/restshop/tsuuhan/cocoon.html
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山口晃さんをはじめて知ったのは、
確かUnited Feature OrganizationのCDジャケットで。
今回の展覧会にも原画が展示されていました。
- アーティスト: United Future Organization, DUKE JORDAN, ERIC HOCHBERG, RICK LAZAR
- 出版社/メーカー: カッティング・エッジ
- 発売日: 2002/02/20
- メディア: CD
他にも槇原敬之さんのCDジャケットの原画も展示されていました。
山口晃さん関連の過去の記事:http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2006-12-12