赤木明登さんの漆のパスタ皿 [手仕事]
先日、金沢に旅行に行ったとき、
赤木明登さんの漆のパスタ皿を購入しました。
赤木さんのうつわは関東でも探せば購入可能だと思いますが、
旅の思い出として購入することにしました。
パスタ皿を使うたびに旅のことを思い出せれば、
いいなと思います。
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写真のパスタ皿は楡の木のシリーズです。
木の風合いを強く残していて、いい味をだしています。
漆器は扱いづらいと思われる方も多いと思いますが、
本当は器を強くするために漆を塗るんですよね。
どんどん使おうと思います。
nurimono http://www.nurimono.net/
ジュリアン・オピー「日本八景」@東京国立近代美術館 [現代美術]
昨年、東京国立近代美術館にジュリアン・オピーさんの作品が展示されました。
東京国立近代美術館に設置することを念頭に製作された
「日本八景 8 Views of Japan」です。
歌川広重の浮世絵にインスパイアされた作品ですが、
オピーさんらしくアニメーション作品となっています。
入場料を払わなくても外部から見ることができます。
そのかわり、内部からは2階ロビーの窓際という分かりづらい場所にあり、
見逃しやすく注意が必要です。
窓越しに見ると現実の東京の風景と重なって不思議な印象です。
東京国立近代美術館 http://www.momat.go.jp/Honkan/permanent20070605.html#advice
SCAI THE BATHHOUSE http://www.scaithebathhouse.com/ja/artists/julian_opie/
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表参道ヒルズのオープニング時、
ジュリアン・オピーさん作品がヒルズ内に溢れていました。
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2006-03-08-1
↓このジャケットを手がけたのがジュリアン・オピーさん
ブラー ブリット・ポップと100万ポンドのシャンパンの日々 (p‐Vine BOOKS)
- 作者: アレックス・ジェームス
- 出版社/メーカー: ブルース・インターアクションズ
- 発売日: 2008/02/15
- メディア: 単行本
バート・バカラック・コンサート [音楽]
- アーティスト: オムニバス, バート・バカラック, カーペンターズ, ブルック・ベントン, ステファニー・ミルズ, ダスティ・スプリングフィールド, トム・ジョーンズ, ジャック・ジョーンズ, ザ・フォー・トップス, セルジオ・メンデス&ブラジル’66, エンゲルベルト・フンパーディンク
- 出版社/メーカー: USMジャパン
- 発売日: 2008/02/13
- メディア: CD
バート・バカラックの来日公演に行ってきました。
CDは色々持っていたのですが、
コンサートに行くのは初めてということで、
楽しみにして行ってきました。
"What The World Needs Now is love"から始まったコンサートは
メドレー形式で思わず口ずさみたくなるヒット曲がどんどん続きます。
フルオーケストラをバックにしているのもよかったです。
盛り上がりました。
途中、デビュー当時の初めてのヒット曲を演奏した後、
最新アルバム「At This Time」からの曲も演奏されました。
最新アルバムは結構気に入っていたので、
個人的にはうれしかったです。
その後も
映画音楽のメドレーなど
バカラックの音楽を堪能できました。
現在80歳ということなんですが、
オーケストラを指揮する姿は力強く
かっこよかったです。
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バート・バカラック・コンサート@東京国際フォーラムA
2008/2/16
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10年ほど前の映画「オースティン・パワーズ」に
バート・バカラックが弾き語りながら登場したときは、
感動しました。
今回のコンサートでは
映画の中で歌っていた"Make It Easy On Yourself"を
聴くことはできませんでしたが、
弾き語るバカラックの姿をやっと見ることができました。
ちょっと欲を言えば、
”カジノ・ロワイヤル”や”プロミセス・プロミセス”も
聴きたかったかも。
”何かいいことないか仔猫ちゃん”は聴くことができました。
どれも好きな曲です。
関連記事:http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-09-16
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77歳で発表した最新アルバムは
ドラム・ループにバカラックの華麗なオーケストラやコーラスが絡む
という、音楽的にとてもかっこいいアルバムとなっています。
作詞もバカラックが手がけていて、こちらも必聴です。
現代社会への強いメッセージが含まれていますが、
その裏にはバカラックの深い愛情を感じます。
80年の人生の重みのある言葉です。
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バカラックの曲を集めたCDは色々発売されています。
曲もいっぱいあるし、さらにカバーもあるので
どれだけCDがでても足りないくらいです。
A&M バート・バカラック・ソングブック -A&M Songs Of Burt Bacharach-
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: ポリドール
- 発売日: 1995/06/25
- メディア: CD
↓こちらは結構最近発売されたもので、
ライブ音源も入っています。
↓こちらは小西康陽さんの監修によるもので、
選曲のセンスが他になく個性的で楽しめます。
- アーティスト: オムニバス, バッキンガムズ, パーシー・フェイス, ボビー・ヴィントン, ファイブ・ブロブズ, チャーリー・バード, ディーコン・ブルー, モンゴ・サンタマリア, ビッキー・カー, アストラッド・ジルベルト, フラバルー・シンガーズ
- 出版社/メーカー: ソニーレコード
- 発売日: 1994/11/02
- メディア: CD
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一人のアーティストが
バカラックの曲だけで1枚レコードを作る場合もあります。
きっといっぱいあるのでしょうが、
ぼくが知っている中で気に入っているのが↓こちら。
カル・ジェイダーのアルバムですが、
アレンジでゲイリー・マクファーランドも参加していて、
独自の世界を作り出しています。
スタン・ゲッツもバート・バカラックの曲で1枚作っています。
そして、ディオンヌ・ワーウィックのベスト盤は
そのままバート・バカラック&ハル・デイヴィッドのベスト盤となっています。
バート・バカラックを聴き始めたい方におススメです。
ぼくも昔最初に買いました。
The Dionne Warwick Collection: Her All-Time Greatest Hits
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Scepter
- 発売日: 1989/10/26
- メディア: CD
棚橋祐介さんの皿 [やきもの]
岐阜県の多治見にある Casa BRUTUS (カーサ・ブルータス) 2008年 03月号 [雑誌]
安藤雅信さんの提供する工房studio
植田正治写真美術館 [写真]
「来鳥手帖」という本に引かれて、
鳥取旅行に行ってきたのですが、
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2008-02-16
実はもう一つ引かれていたものがあります。
植田正治さんの写真です。
着物姿の女性や山高帽の紳士たちが
砂丘で並び写る「砂丘」シリーズの写真で有名ですが、
舞台となったのは鳥取砂丘でした。
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2006-01-15-1
鳥取砂丘にも行ってきたのですが、
米子の近くにある植田正治写真美術館にも行ってきました。
植田正治さんの写真も堪能できますが、
絶好のロケーションで大山の姿を見ることもできる美術館でした。
写真家の名を冠した美術館らしく
建物内部からはフレームで切り取ったように
逆さ大山を見ることができました。
建物の設計は高松伸さんです。
朝は天気が悪かったのですが、
無事大山の姿を見ることができてよかったです。
富士山のような存在感でした。
植田正治写真美術館 http://www.japro.com/ueda/
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東京都写真美術館横には壁一面の植田正治の写真があります。
昨年末だけでも3冊も植田正治さん関連の本が出版されました。
相変わらず人気があります。
最近美術館に色々行っているのは、
しばらく前に読んだ↑この本の影響が大きい気がします。
植田正治写真美術館も載っています。
おススメの本です。
三徳山三仏寺 投入堂 へ [旅]
昨年の11月に鳥取に行った際、
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2008-02-16
前から行きたかった三徳山三仏寺の投入堂を参拝してきました。
やや急な山道をしばらく登らないと辿り着けませんが、
この登る過程があるからこそ、
投入堂に到着したときの感動が大きいような気がしました。
輪袈裟(わげさ)をして草鞋に履き替えたことも
忘れられない思い出です。
気持ちも引き締まりました。
三徳山三佛寺 http://www5d.biglobe.ne.jp/~mitoku/
延興寺窯の瑠璃釉皿 [やきもの]
延興寺窯のこの器は
瑠璃色の釉がきれいだなと思いました。
鮮やかすぎないので飽きずに長く使えそうです。
延興寺窯も民芸のもつ素朴な美を伝えてくれる窯元です。
こちらも鳥取旅行の際にたくみ民芸店にて購入しました。
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2008-02-16
山根窯のスリップウェア丸皿 [やきもの]
鳥取には民藝美術館のある土地らしく、
素敵な器が多くあるように感じました。
山根窯のスリップウェアも
素朴な美しさをもつ器だと思いました。
鳥取旅行の際にたくみ民芸店にて購入しました。
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2008-02-16
とっとりの手仕事 http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=31158
因州中井窯 手付染分角皿 [民藝]
鳥取民藝美術館の創立者・吉田璋也さんも指導された
因州中井窯の手付染分角皿です。
鳥取旅行の際に、たくみ工芸店にて購入しました。
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2008-02-16
柳宗理さんのデザインされた染分丸皿シリーズも有名ですが、
手付の造形が素敵な角皿を購入しました。
因州中井窯HP http://www.inabapyonpyon.net/~nakai-k/
「来鳥手帖」に引かれて鳥取へ [民藝]
昨年香川を旅行した後、実は鳥取に立ち寄ってきました。
どこに行こうかいろいろ迷ったのですが、
結局「来鳥手帖」という本に導かれるようにして
鳥取に行くことに決めました。
「来鳥手帖」は
民芸一家に生まれ育った料理研究科の福田里香さんと
みつばちトートで有名な民芸初心者の束松陽子さんが
鳥取に民芸を訪ねる旅に出かけた旅行記です。
民藝に惹かれているぼくも
お二人の後を追うように鳥取に行くことにしました。
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鳥取には鳥取民藝運動の父である吉田璋也さんが設立した
”鳥取民藝美術館”と”たくみ工芸店”と”たくみ割烹店”が並ぶ
民藝コーナーがあります。
まずは”鳥取民藝美術館”での展示を見ます。
東京の日本民藝館や倉敷民藝館、益子参考館など、
これまで訪ねた各地の民藝館と同様に、
一定の審美眼で選ばれた品々が展示されていました。
空間も楽しめる民藝館の展示スタイルも共通で
その変わらなさがホッとさせてくれます。
鳥取民藝美術館の隣には全国の民芸品を集めた
”たくみ工芸店”があります。
ここでは実際に民芸品を買うことができます。
鳥取の民芸品も豊富で、
色々物色してきました。
さらにたくみ工芸店の隣には
”たくみ割烹店”があります。
しゃぶしゃぶの原型となるすすぎ鍋を始めた店としても有名で、
民芸品を使って料理を出してくれます。
夜は敷居が高い気がしたのですが、
昼のランチをいただいてきました。
器も楽しめて、味もおいしかったです。
最後に民藝コーナーの一角にある
無縁仏となった地蔵が集められた童子地蔵堂を
お参りしました。
一見簡素な外観なんですが、
一歩中に入ると鮮やかな光の空間に
感動しました。
見て、触れて、買って、食べてと
鳥取は民藝好きな方にはきっと堪らない場所だと思いました。
興味を持たれた方は、
是非「来鳥手帖」を読んで
鳥取を訪ねられてはいかがでしょうか?
みつばちトート http://www.mitsubachi-tote.com/news/post_2.php
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「来鳥手帖」にも紹介されているお土産も買ってきました。
民芸すいーつ宝月堂の”生姜せんべい”です。
昔ながらの素朴なお菓子です。
大豆を用いた”とうふちくわ”は不思議な味です。
他にもとびうおを使った”あごちくわ”や
山芋が丸ごと入った”山芋かまぼこ”などもあって
どれもおいしかったです。
そしてお約束の鳥取砂丘にも行ってきました。
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以前にも紹介したのですが、
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2007-02-25-1
福田里香さんも執筆者に名を連ねる「民芸」の本です。
「来鳥手帖」はなかなか売っている店がないのですが、
東京では最近国立新美術館の地下のミュージアムショップで見つけました。