マドリッド ゴヤめぐり [海外美術]
マドリッドではプラド美術館以外にも
いくつかゴヤ作品をめぐってきました。
王宮前の道を南下するとある
サン・フランシスコ・エル・グランデ教会では
6つの祭壇画のうちの一つを
ゴヤが描いています。
ガイドツアーに参加して見学ができます。
英語のツアーもあるかもしれませんが、
ぼくが参加したのはスペイン語のツアーでした。
ガイドの内容はほぼ分かりませんでしたが、
ゴヤの作品はすぐに分かりました。
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サン・アントニオ・デ・ラ・フロリダ聖堂には
ゴヤのパンテオンと呼ばれる
ゴヤのフレスコ天井画があります。
比較的小さな聖堂ですが、
ゴヤの天井画はとても見ごたえがありました。
また、この聖堂には現在ゴヤのお墓もあるので、
少し離れた場所にありますが行く価値があると思います。
入場料は無料でした。
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マドリッドにはプラド美術館以外にも
ゴヤの作品を収めた美術館が多くあります。
プエタ・デル・ソルの近くにある
王立サン・フェルナンド美術アカデミーは
スペイン絵画を多数収蔵していますが、
ゴヤの作品も充実していました。
ゴヤ以外にも見所は多いのですが、
アルチンボルトの作品が見れたのは驚きでした。
王立サン・フェルナンド美術アカデミー http://rabasf.insde.es/
いくつかゴヤ作品をめぐってきました。
王宮前の道を南下するとある
サン・フランシスコ・エル・グランデ教会では
6つの祭壇画のうちの一つを
ゴヤが描いています。
ガイドツアーに参加して見学ができます。
英語のツアーもあるかもしれませんが、
ぼくが参加したのはスペイン語のツアーでした。
ガイドの内容はほぼ分かりませんでしたが、
ゴヤの作品はすぐに分かりました。
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サン・アントニオ・デ・ラ・フロリダ聖堂には
ゴヤのパンテオンと呼ばれる
ゴヤのフレスコ天井画があります。
比較的小さな聖堂ですが、
ゴヤの天井画はとても見ごたえがありました。
また、この聖堂には現在ゴヤのお墓もあるので、
少し離れた場所にありますが行く価値があると思います。
入場料は無料でした。
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マドリッドにはプラド美術館以外にも
ゴヤの作品を収めた美術館が多くあります。
プエタ・デル・ソルの近くにある
王立サン・フェルナンド美術アカデミーは
スペイン絵画を多数収蔵していますが、
ゴヤの作品も充実していました。
ゴヤ以外にも見所は多いのですが、
アルチンボルトの作品が見れたのは驚きでした。
王立サン・フェルナンド美術アカデミー http://rabasf.insde.es/
ゴヤ (ニューベーシック) (ニューベーシック・アート・シリーズ)
- 作者: ローズ=マリー&ライナー・ハーゲン
- 出版社/メーカー: タッシェン
- 発売日: 2004/07/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
プラド美術館へ [海外美術]
マドリッドではプラド美術館にも行ってきました。
ベラスケスの「ラス・メニーナス」も観ることができました。
絵画としての魅力以外に
多数の視線の交錯する複雑な構図も気になる作品です。
フーコーの「言葉と物」での議論をかじった時から
一度見てみたかった作品です。
王室御用達画家だったこともあり
プラド美術館にはベラスケスの作品が多数あり、
堪能できました。
時代は違うのですが、
ベラスケス同様にゴヤも王室御用達画家だったので
ゴヤの作品も多く観ることができました。
ぼくが行った時は
ちょうど日本で「ゴヤ展」が開催中だったのですが、
日本への貸し出しの影響はほとんど感じさせないほどの
ゴヤ作品の充実ぶりでした。
王室御用達画家だったゴヤは
生涯のなかで王室御用達画家とは思えない題材の作品も多数描いていて、
その二面性に惹かれます。
特に「ブラック・ペインティング(黒い絵)」と呼ばれる一連の作品は
怖いもの見たさのような不思議な魅力を備えていて
強い印象が残ります。
「ブラック・ペインティング(黒い絵)」の魅力については
伊集院静さんが「美の旅人 スペイン編」で語っています。
ゴヤ以外も含め多くのスペイン絵画を訪ね歩いた本です。
今回の旅行の参考になりました。
スペイン王室と切っても切れないハプスブルグ家は
家系図と名前が複雑で困るのですが、
絵画を頼りにすると少しは覚えられそうです。
中野京子さんの本は
プラド美術館に行く前に読んで
とても参考になりました。
名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)
- 作者: 中野 京子
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2008/08/12
- メディア: 新書
プラド美術館 http://www.museodelprado.es/en
ドラ・マール「ゲルニカ製作過程」@マドリッド・ソフィア王妃芸術センター [20世紀美術(海外)]
マドリッドのソフィア王妃芸術センターで
もっとも有名な作品は
おそらくパブロ・ピカソの「ゲルニカ」です。
ぼくが訪ねたときも
「ゲルニカ」の展示室には
特に多くの人が訪れていました。
あえて白黒の作品というのが
「ゲルニカ」が20世紀の記念碑的作品となっている
要因の一つと感じました。
「ゲルニカ」の展示室には
ドラ・マールによる「ゲルニカ」の製作過程を撮影した写真が
展示されていました。
「ゲルニカ」同様にとても惹きつけられました。
撮影したドラ・マールは
当時ピカソと愛人関係にあった写真家で
ピカソの作品のモデルにもなっている方です。
ミュージアム・ショップにポスト・カードが売られていたので
買ってきました。
ソフィア王妃芸術センター http://www.museoreinasofia.es/index.html
パトリック・ブラン「垂直庭園」@パリ・BHV HOMME [屋外彫刻]
先日のカイシャ・フォルム・マドリッドの記事で、
パトリック・ブランさんの緑の壁(垂直庭園)が出てきたので、
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2011-12-10
パリで見つけたパトリック・ブランさんの垂直庭園を紹介します。
パトリック・ブランさんはフランスの方なので、
パリにもたくさんの作品があります。
最近ではケ・ブランリー美術館の外壁が有名ですが、
ここでは偶然見つけたBHV HOMMEの外壁を紹介します。
BHVは日本で言えば東急ハンズのようなお店で、
メンズ館はその裏にあります。
目印は「垂直庭園」です。
BHV http://www.bhv.fr/
patrick Blanc http://www.verticalgardenpatrickblanc.com/
日本にもいくつか垂直庭園があります。
一番有名なのは金沢21世紀美術館のもの。
東京では表参道のGYRE(ジャイル)ビル。
メゾン マルタン マルジェラやMoMAストアの入っているビルの1F入口にあります。
さらに、未見ですが
2011年にできたばかりのCostume Nationalの青山店にも
パトリック・ブランの作品が大胆に使われているようです。
The Vertical Garden: From Nature to the City
- 作者: Patrick Blanc
- 出版社/メーカー: W W Norton & Co Inc
- 発売日: 2008/08/22
- メディア: ハードカバー
The Vertical Garden: From Nature to the City
- 作者: Patrick Blanc
- 出版社/メーカー: W W Norton & Co Inc
- 発売日: 2012/04/23
- メディア: ハードカバー
「ドラクロア展」@Caixa Forum Madrid [海外美術]
マドリッドにあるカイシャ・フォルム・マドリッドでは
「ドラクロア展」が開催中でした。
ルーブル美術館の所蔵する作品を中心に
数多くの作品が展示されていました。
ドラクロアの作品を日本で
これだけ観ることができる機会はほとんどなく
貴重な体験でした。
驚くことに入場は無料です。
Caixaはスペインの銀行で
Caixa Forum はその文化施設です。
メセナの一環だと思いますが、
とてもハイレベルで驚きます。
建物は歴史あるメディオディア電気公社の建物を
ヘルツォーク&ド・ムーロンがリノベーションしたものです。
さらに、建物の前の広場にはパトリック・ブランによる
植物の壁もあります。
こちらも見逃せないです。
場所はプラド美術館前のPaseo del Prado通りをAtocha駅方向に歩くと
プラド美術館とは通りを挟んで反対側にすぐに見つかります。
Caixa Forum Madrid
http://obrasocial.lacaixa.es/nuestroscentros/caixaforummadrid/caixaforummadrid_es.html
サンティアゴ・カラトラバ設計「Madrid Obelisk」@マドリッド [建築]
マドリッドでは前から見てみたかった
サンティアゴ・カラトラバ設計の作品を見ることができました。
スペインの建築家カラトラバは
アテネ・オリンピックのメイン会場の設計もしていて
青い空に浮かぶ白い構造物がとても美しく
惹かれていました。
マドリッドの作品は比較的最近のもので、
「マドリッド・オベリスク」です。
カスティーリャ広場にありました。
(メトロPlaza de Castilla駅で降りて地上に出るとあります)
ブランクーシの無限柱へのリスペクトを感じます。
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2011-02-10 (ブランクーシのアトリエ)
カラトラバHP http://www.calatrava.com/
Santiago Calatrava: Complete Works, Expanded Edition
- 作者: Alexander Tzonis
- 出版社/メーカー: Rizzoli
- 発売日: 2007/10/16
- メディア: ハードカバー
Santiago Calatrava the Art Works: A Laboratory of Ideas, Forms, and Structures
- 作者: Michael Levin
- 出版社/メーカー: Birkhauser
- 発売日: 2003/04
- メディア: ハードカバー
リチャード・セラ「Equal-Parallel: Guernica-Bengasi 」@マドリッド・ソフィア王妃芸術センター [屋外彫刻]
マドリッドのソフィア王妃芸術センターにある
リキテンスタインとカルダーの彫刻を記事にしましたが、
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2011-12-04
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2011-12-05
古い病院を利用して作られた本館には、
他にも彫刻作品がいくつかありました。
リチャード・セラの作品もその一つです。
重厚な建物に負けないセラの彫刻作品は
グランドフロアーの奥の1室に
圧倒的な存在感で静かに佇んでいました。
過去のリチャード・セラ関連の記事
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2008-08-18 (リチャード・セラの作品@豊田市美術館)
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2006-12-13 (杉本博司さんが撮影したリチャード・セラ作品)
スペインの彫刻家Juan Muñozと作品と
ドイツの彫刻家Thomas Schütteの作品も
古い建物の持つ場の力を得て
各々オーラを放っていました。
Juan Muñoz 「I Saw It in Bologna」
Thomas Schütte 「Wichte」
ソフィア王妃芸術センター http://www.museoreinasofia.es/index_en.html
Richard Serra Drawing: A Retrospective (Menil Collection)
- 作者:
- 出版社/メーカー: The Menil Collection
- 発売日: 2011/06/14
- メディア: ハードカバー
Richard Serra Sculpture: Forty Years
- 作者: Kynaston McShine
- 出版社/メーカー: Museum of Modern Art
- 発売日: 2007/06
- メディア: ハードカバー
アレクサンダー・カルダー「Carmen」@マドリッド・ソフィア王妃芸術センター [屋外彫刻]
Alexander Calder 「Carmen」
マドリッドのソフィア王妃芸術センターの新館には
ロイ・リキテンスタインの屋外彫刻がありましたが、
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2011-12-04
本館にはアレクサンダー・カルダーの彫刻がありました。
モビール部分の色はスペインカラーでした。
名前は「Carmen」です。
カルダー関連の過去の記事:
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2006-05-23-1 (カルダー3代@フィラデルフィア)
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2011-02-02-1 (パリ・新凱旋門のカルダー作品)
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-07-29-1(名古屋市にあるカルダー作品)
ソフィア王妃芸術センター http://www.museoreinasofia.es/index_en.html
ロイ・リキテンスタイン「Brushstroke」@マドリッド・ソフィア王妃芸術センター [屋外彫刻]
Roy Lichtenstein 「Brushstroke」
スペイン旅行に行ってきました。
マドリッドで訪れたソフィア王妃芸術センターには
ロイ・リキテンスタインの彫刻「Brushstroke」がありました。
リキテンスタインの彫刻作品は実は東京にもあって、
ぼくが屋外彫刻に興味を持つようになった作品の一つです。
胸躍る特別な存在です。
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2005-04-24 (リキテンスタイン@東京)
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2006-05-28-1 (リキテンスタイン@フィラデルフィア)
リキテンスタインの彫刻のあるのは
ジャン・ヌーベル設計による新館部分です。
ソフィア王妃芸術センター http://www.museoreinasofia.es/index_en.html