マルク・シャガールのバレエ「アレコ」の背景画@フィラデルフィア美術館 [20世紀美術(海外)]
「A Waterfield On A summer's Afternoon Decor For Aleko 」
フィラデルフィア美術館に
マルク・シャガールの大壁画がありました。
これはバレエ「アレコ」のための背景画として描かれたもので、
縦約9メートル、横約15メートルと、とにかく巨大です。
この背景画は全4点からなるのですが、
その内の1点がこのフィラデルフィア美術館の作品です。
残りの3点は実は青森県立美術館にあります。
青森県立美術館ではシャガールの背景画3点が
美術館の顔として常設展示されていますが、
開館時には開館記念展としてフィラデルフィア美術館の作品が来日し
4点が同時に展示されました。
青森県立美術館 http://www.aomori-museum.jp/ja/exhibition/1/
タグ:Marc Chagall
マルク・シャガールの大壁画@リンカーン・センター NYC [20世紀美術(海外)]
「The Triumph of Music」
ニューヨークのリンカーン・センターの
メトロポリタン歌劇場に
マルク・シャガールの巨大な壁画があります。
パリのオペラ座の天井画など
シャガールは巨大な壁画を多く手がけていますが、
このメトロポリタン歌劇場の壁画も代表作の一つです。
「The Sources of Music」
ニューヨーク旅行の際、
メトロポリタン・オペラを観にいく時間は無かったのですが、
劇場の外からでもシャガールの壁画を見ることができました。
夜はシャガールの色彩豊かな画が浮かび上がり、
空間にいろどりを与えています。
MET http://www.metoperafamily.org/metopera/
↓シャガール展のHPでメトロポリタン歌劇場の壁画制作風景の写真が見れます
http://m-chagall.com/
タグ:Marc Chagall
アイヴァン・チャマイエフ「9」@W 57th St. NYC [屋外彫刻]
Ivan Chermayeff 「9」
ニューヨークの有名な屋外彫刻のひとつ
アイヴァン・チャマイエフさんの「9」です。
アイヴァン・チャマイエフさんは
グラフィックデザイナーとして
モービル、NBC、MoMA、バーニーズ・ニューヨーク、ナショナルジオグラフィックなど
数々の企業ロゴを手がけられました。
どれも愛らしさを感じさせます。
日本では海遊館(大阪の水族館)の壁画で有名です。
IVAN CHERMAYEFF http://www.ivanchermayeff.com/
アイヴァン・チャマイエフ ggg Books 12(スリージーブックス 世界のグラフィックデザインシリーズ12)
- 作者: アイヴァン チャマイエフ
- 出版社/メーカー: トランスアート
- 発売日: 1994/07
- メディア: 単行本
パブロ・ピカソ「Bust of Sylvette」@ニューヨーク大学 [屋外彫刻]
Pablo Picasso & Carl Nesjar 「Bust of Sylvette」@NYU
ニューヨーク大学構内で
パブロ・ピカソのとても大きな屋外彫刻を発見しました。
思ったより知られていない気がしますが、
ニューヨークでも1,2を争うほど
心躍る存在でした。
過去の関連記事↓
関連記事:
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2012-04-20 (ピカソ美術館@バルセロナ)
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2012-04-18 (クアトロ・ガッツ@バルセロナ)
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2012-04-13 (ピカソの壁画@バルセロナ)
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2011-12-14 (ゲルニカ製作過程)
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2011-02-14 (ピカソの屋外彫刻@パリ)
オス・ジェミオス&フューチュラ2000の壁画@West 21st Street , NYC [屋外彫刻]
Os Gemeos & Futura 2000
ニューヨーク旅行の際、
西21丁目にオス・ジェミオス&フューチュラ2000の壁画を
見に行ってきました。
小学校の壁に描かれた
有名なグラフィティ・アーティストの競演による
プロジェクトです。
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ポルトガル語で双子を意味するオス・ジェミオスは
ブラジル出身の双子のグラフィティ・アーティストです。
黄色い肌のキャラクターの存在感が独特です。
東京都現代美術館で2008年に開催された
「ネオ・トロピカリア-ブラジルの創造力」展でも
壁画を披露しました。
Os Gemeos http://www.osgemeos.com.br/
ファイブ・ポインツ@NYC へ [屋外彫刻]
ニューヨーク旅行でMoMA PS1に行った際、
ファイブ・ポインツにも立ち寄ってきました。
ファイブ・ポインツは工場跡の建物を利用した
グラフィティ・アーティストが合法的に作品を見せることのできる場所で、
5階建ての建物全体がグラフィティで覆われています。
旅行から帰ってきてから知ったのですが、
このファイブ・ポインツは、再開発計画に伴い解体されることになりました。
2013年11月19日には再開発に向けてグラフィティが白く塗りつぶされたようです。
http://queens.brownstoner.com/2013/11/breaking-5pointz-warehouse-painted-white-by-the-wolkoffs/
落書きや破壊活動に喩えられることもあるグラフィティは
もともと常に塗り直される運命と背中合わせな存在なのですが、
なんだか寂しい気がします。
5Pointz: The Institute of Higher Burning http://5ptz.com/
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ぼくがグラフィティを知ったのは、
水戸芸術館で2005年に開催された
「X-COLOR グラフィティ in Japan」展に行った時でした。
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2005-10-10 (X-COLOR展の記事)
かつては桜木町の鉄道高架下もグラフィティに覆われていて
見に行ったりもしました。
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2005-12-03 (グラフィティin桜木町)
ここも今は消えてしまいました。
「マイク・ケリー展」@MoMA PS1・NYC [現代美術]
ニューヨーク旅行の際に立ち寄った
MoMA PS1ではマイク・ケリー展が開催されていました。
マイク・ケリーは多様な、時に過激な表現手法で
美を揺さぶり続けてきました。
本展覧会は2012年に亡くなったマイク・ケリーの世界観を
知ることができる展覧会となっていました。
一見、従来の美とは関係ないものが多数展示されていますが、
よく見るとスリリングな緊張感とどこか愛おしいゆるさが同居する
複雑な美の世界が広がっていました。
ロサンゼルス現代美術館にも巡回するようです。
MIKE KELLEY http://mikekelley.com/
マイク・ケリー展の開催されていたMoMA PS1は
クイーンズ地区にある使われなくなった小学校の校舎を利用した
コンテンポラリー・アートを紹介するアート・スペースです。
小学校のような強い場所の記憶を持つ空間を利用することで、
従来の美術館では得られない独特の雰囲気が感じられます。
個人的には好きなタイプの展示空間でした。
MoMA(ニューヨーク近代美術館)の関連施設となっているので、
MoMAの入場券を見せると、同じ日のみMoMA PS1にも無料で入場できます。
MoMA PS1 http://momaps1.org/
マイク・ケリーはソニック・ユースの↓このアルバムのジャケットでも有名です。
Mike Kelley (Contemporary Artists)
- 作者: John Welchman
- 出版社/メーカー: Phaidon Press
- 発売日: 1999/11/02
- メディア: ペーパーバック
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タグ:Mike Kelly
バーバラ・クルーガーのマグカップ [現代美術]
バーバラ・クルーガーさんのマグカップです。
熱心に集めているわけではないのですが、
見つけたら買っているうちに3つ溜まりました。
左のマグカップと右のマグカップは
それぞれロサンゼルス現代美術館とポンピドゥー・センターの
ミュージアムグッズ、
奥のマグカップは森美術館で開催された「LOVE展」の
展覧会公式グッズです。
「LOVE」展ではバーバラ・クルーガーさんの言葉が
出口付近の壁いっぱいに描かれていました。
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バーバラー・クルーガーさんは
昔ユニクロのTシャツ(UT)でも採用されていました↓
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2007-06-08
過去の関連記事↓
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2014-03-15 (バーバラ・クルーガー展@ハッシュホーン美術館)
Love for Sale: The Words and Pictures of Barbara Kruger
- 作者: Kate Linker
- 出版社/メーカー: Harry N Abrams
- 発売日: 1990/06
- メディア: ハードカバー
Remote Control: Power, Cultures, and the World of Appearances (Writing Art)
- 作者: Barbara Kruger
- 出版社/メーカー: The MIT Press
- 発売日: 1994/07/25
- メディア: ペーパーバック
バーバラ・クルーガー「BELIEF+DOUBT」展@ワシントンDC・ハーシュホーン美術館 [現代美術]
ワシントンDCのハーシュホーン美術館を訪れた際、
バーバラ・クルーガーさんの展覧会が開催されていました。
通常の展示室での展示ではなく、
地下のミュージアムショップへ続くエスカレータの周りの空間に
バーバラ・クルーガーさんの言葉が溢れていました。
バーバラ・クルーガーさんのメッセージが力強いです。
HIRSHHORN MUSEUM http://www.hirshhorn.si.edu/
Barbara Kruger (Art Catalogue)
- 作者: Barbara Kruger
- 出版社/メーカー: The MIT Press
- 発売日: 1999/12/10
- メディア: ハードカバー
何度も紹介しているのですが、バーバラ・クルーガーさんを知ったのも
こちら↓の本だったと思います。