マリー・アントワネットの離宮へ [旅]
ヴェルサイユ宮殿に行った際、
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2011-05-05
マリー・アントワネットの離宮にも行ってきました。
プチ・トリアノンの他に田舎風の離宮もあり、
付属の農場では動物も飼われていました。
マリー・アントワネットの新たな一面を見た気がします。
ヴェルサイユ宮殿 http://jp.chateauversailles.fr/homepage
モン・サン・ミシェル修道院へ [旅]
パリ旅行の際に、
モン・サン・ミシェルにも行ってきました。
モン・パルナス駅からTGVとバスを乗り継いで約4時間
モン・サン・ミシェル修道院が遠くに見えたときは
やはり感動しました。
昔の歩いて巡礼してきた方々は
もっと感動したのだろうと思います。
中世の修道院として、
英国との戦争の要塞として、
時には監獄として利用されたモン・サン・ミシェル修道院は、
様々な時代の建築様式が混ざり合う多様性を持っています。
一方で、ピラミッド型になるよう、うまく設計されていることもあり
全体的にはまとまりを感じさせる点も魅力の一つだと思います。
モン・サン・ミシェル http://www.ot-montsaintmichel.com/en/accueil.htm
旧白洲邸 武相荘へ [旅]
白洲次郎さんと白洲正子さんの暮らした旧邸
武相荘に行ってきました。
茅葺屋根の母屋は
広い土間、囲炉裏端、書斎などを備えており、
随所に配されたうつわや着物が
目を楽しませてくれます。
白洲正子さんの書斎には大量の蔵書があり、
正子さんの溢れ出す知識の源を
垣間見ることができたような気がしました。
庭には季節の草花がとても自然に咲いていて、
その脇には随所に石仏や石塔が寄り添って
場を引き締めていました。
武相荘のある空間は
昔からある風景のようにも感じさせますが、
実は一つ一つに細やかな神経が行き届いている気がしました。
しかもそれを自然にやってのけていることもあり、
とても居心地のよい魅力的な空間となっているように感じます。
武相荘HP http://www.buaiso.com/index.html
-----------------
白洲正子さんといえば
仏像や能面、骨董など幅広い美に通じた方ですが、
武相荘の庭で石仏や石塔などが多くあるのを見て
石造の美も愛していらっしゃったのを思い出しました。
こちら↓の本でも石造の技術集団について思いを馳せていらっしゃいます。
庭の植物は
比較的昔から自然に生えていた草花が
あくまで自然に配されているように感じました。
こちら↓の本を買ってきましたが、
古典や俳句、骨董の意匠に表されたような
昔から愛されている草花が深い知識とともに紹介されています。
大阪旅行の手引き 「大阪のぞき」 [旅]
以前にも書いたように
旅に出るときは個人で書かれた案内本が気になります。
鳥取旅行の際には「来鳥手帖」が来鳥の手引きとなりました。
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2008-02-16
京都旅行では「京都のこころ A to Z」が上洛の手引きとなりました。
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2008-03-23
そして、
今回の大阪旅行では「京都のこころ A to Z」と同じく
木村衣有子さんによる「大阪のぞき」が手引きとなりました。
定番から知る人ぞ知るものまで
木村さんの視点で大阪が幅広く紹介されていて
参考になります。
------------
木村衣有子さんの「京都のこころ A to Z」が
文庫本になりました!
京都のこころAtoZ―舞姑さんから喫茶店まで (ポプラ文庫)
- 作者: 木村 衣有子
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2009/10/10
- メディア: 文庫
木村さんは東京についても本を書かれています。
こちらの本も色々と発見があります。
斎場御嶽へ [旅]
沖縄を旅行した際、
御嶽(うーたき)と呼ばれる場所をよく見かけました。
御嶽は神の降る聖所で
沖縄の方々にとって神聖な場所です。
有名な御嶽の一つ
斎場御嶽(せーふぁーうーたき)に行ってきました。
御嶽は建物のような人工物はほとんどなく、
自然のままの森の中にあります。
うっそうとした森の中を歩いていると
非日常の世界に迷い込んだようで、
不思議と神聖な気持ちを感じます。
崖下で大きな鍾乳石が垂れた場所など、
特に神聖に感じられるような場所には
四角い切石が置いてあり、拝所となっていました。
他にも石によって自然にできた
巨大な三角形の洞門がありましたが、
その門をくぐった先では
木々の隙間から久高島を望むことができ、
やはり拝所になっていました。
自然のままということもあり、
歴史とか由来とか難しい理屈がなくても
体で自然に神聖を感じられる場所だと感じました。
斎場御嶽 http://www.city.nanjo.okinawa.jp/2/1812.html
------------------------
よしもとばななさんの沖縄旅行記↓にも斎場御嶽が登場しています。
おススメの沖縄旅行記です。
よしもとばななさんはその後沖縄を舞台にした小説を書かれました↓
旅行記とあわせてどうぞ。
斎場御嶽から拝することのできた久高島は
沖縄の最高聖地と呼ばれる場所です。
久高島で行われるイザイホーの取材記は
たとえばこちら↓の本に載っています。
御嶽(うーたき)と呼ばれる場所をよく見かけました。
御嶽は神の降る聖所で
沖縄の方々にとって神聖な場所です。
有名な御嶽の一つ
斎場御嶽(せーふぁーうーたき)に行ってきました。
御嶽は建物のような人工物はほとんどなく、
自然のままの森の中にあります。
うっそうとした森の中を歩いていると
非日常の世界に迷い込んだようで、
不思議と神聖な気持ちを感じます。
崖下で大きな鍾乳石が垂れた場所など、
特に神聖に感じられるような場所には
四角い切石が置いてあり、拝所となっていました。
他にも石によって自然にできた
巨大な三角形の洞門がありましたが、
その門をくぐった先では
木々の隙間から久高島を望むことができ、
やはり拝所になっていました。
自然のままということもあり、
歴史とか由来とか難しい理屈がなくても
体で自然に神聖を感じられる場所だと感じました。
斎場御嶽 http://www.city.nanjo.okinawa.jp/2/1812.html
------------------------
よしもとばななさんの沖縄旅行記↓にも斎場御嶽が登場しています。
おススメの沖縄旅行記です。
なんくるなく、ない―沖縄(ちょっとだけ奄美)旅の日記ほか (新潮文庫)
- 作者: よしもと ばなな
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/03
- メディア: 文庫
よしもとばななさんはその後沖縄を舞台にした小説を書かれました↓
旅行記とあわせてどうぞ。
斎場御嶽から拝することのできた久高島は
沖縄の最高聖地と呼ばれる場所です。
久高島で行われるイザイホーの取材記は
たとえばこちら↓の本に載っています。
比地大滝 @沖縄・国頭村 [旅]
沖縄本島の中でも北部に位置する
大宜味村喜如嘉の芭蕉布会館に行ってきましたが、
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2009-04-30
せっかくなのでさらに北に位置する
国頭村の比地大滝にも行ってきました。
比地大滝に辿りつくまでの間
亜熱帯の森を歩くことができる点も魅力的です。
普段あまり見ることのない植物に
胸が高鳴ります。
大宜味村喜如嘉の芭蕉布会館に行ってきましたが、
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2009-04-30
せっかくなのでさらに北に位置する
国頭村の比地大滝にも行ってきました。
比地大滝に辿りつくまでの間
亜熱帯の森を歩くことができる点も魅力的です。
普段あまり見ることのない植物に
胸が高鳴ります。
西表島へ サキシマスオウノキの巨木 [旅]
西表島では仲間川にも行ってきました。
先に記事にした浦内川は、
亜熱帯の森と2つの滝が特に楽しめますが、
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2008-12-06
仲間川はマングローブとサキシマスオウノキの巨木が特に楽しめます。
大きなサキシマスオウノキ
アダンも生えていました
-------------------------
通常は浦内川か仲間川のどちらかだけ行く場合が多いのですが、
わざわざ2つの川に行ったおかげで
西表の自然を満喫できました。
先に記事にした浦内川は、
亜熱帯の森と2つの滝が特に楽しめますが、
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2008-12-06
仲間川はマングローブとサキシマスオウノキの巨木が特に楽しめます。
大きなサキシマスオウノキ
アダンも生えていました
-------------------------
通常は浦内川か仲間川のどちらかだけ行く場合が多いのですが、
わざわざ2つの川に行ったおかげで
西表の自然を満喫できました。
西表島へ マリユドゥの滝とカンビレーの滝 [旅]
石垣島から船で西表島にも行ってきました。
遊覧船に乗って浦内川の上流まで行き、
マリユドゥの滝とカンビレーの滝の2つの滝
まで歩いてきました。
滝だけでなく西表島の圧倒的な自然を楽しめます。
普段見かけることのない亜熱帯植物に
心が高揚します。
マリユドゥの滝
カンビレーの滝
-----------------
亜熱帯の森を歩きながら、
ニュージーランドの原生林を撮影した
石川直樹さんの写真集「THE VOID」
を思い出しました。
森に入ると異次元の世界に迷い込んでしまったような、
不思議な気分になります。
まるで昔に戻るような、、、
悠久の時間の流れの中にいるような、、、
この不思議な感覚は、
きっと近現代人が忘れてしまった
「野生の思考」を取り戻す旅のはじまりです。
世界の果てを旅し尽くした冒険者の石川さんの言葉を借りれば、
”精神の冒険であり、心を揺さぶる何かへ向かう想像力の旅”
なんだと思います。
遊覧船に乗って浦内川の上流まで行き、
マリユドゥの滝とカンビレーの滝の2つの滝
まで歩いてきました。
滝だけでなく西表島の圧倒的な自然を楽しめます。
普段見かけることのない亜熱帯植物に
心が高揚します。
マリユドゥの滝
カンビレーの滝
-----------------
亜熱帯の森を歩きながら、
ニュージーランドの原生林を撮影した
石川直樹さんの写真集「THE VOID」
を思い出しました。
森に入ると異次元の世界に迷い込んでしまったような、
不思議な気分になります。
まるで昔に戻るような、、、
悠久の時間の流れの中にいるような、、、
この不思議な感覚は、
きっと近現代人が忘れてしまった
「野生の思考」を取り戻す旅のはじまりです。
世界の果てを旅し尽くした冒険者の石川さんの言葉を借りれば、
”精神の冒険であり、心を揺さぶる何かへ向かう想像力の旅”
なんだと思います。
竹富島へ [旅]
石垣島から船に乗って竹富島にも行ってきました。
------------------------
赤煉瓦屋根の住居と
それを囲む石垣が続く島は、
とてもゆっくりした時間が流れていました。
岡本太郎は八重山諸島を訪れた際に、
「何もないこと」の印象について書いていますが、
「何もないこと」を
素朴とか機能美とかで捉えずに、
悠久に流れる生命の持続という大きな視点で捉えています。
悠久に流れる生命の持続としての「何もないこと」と、
島を流れる「ゆっくりした時間」は表裏の関係。
島から帰ってきて、
いろんなものがあまりに過剰な日々に戻ってみて、
改めて実感します。
本の表紙に似たシーサーを見つけました。
------------------------
赤煉瓦屋根の住居と
それを囲む石垣が続く島は、
とてもゆっくりした時間が流れていました。
岡本太郎は八重山諸島を訪れた際に、
「何もないこと」の印象について書いていますが、
「何もないこと」を
素朴とか機能美とかで捉えずに、
悠久に流れる生命の持続という大きな視点で捉えています。
悠久に流れる生命の持続としての「何もないこと」と、
島を流れる「ゆっくりした時間」は表裏の関係。
島から帰ってきて、
いろんなものがあまりに過剰な日々に戻ってみて、
改めて実感します。
本の表紙に似たシーサーを見つけました。
上洛の手引き 「京都のこころ A to Z」 [旅]
旅行に行くとき、
一般的なガイドブックも参考にしますが、
最近は個人で書かれた案内本が気になります。
同じ街でも人によって見え方が違うようで、
何気ない場所も人によっては特別な場所になります。
そんなその人なりの個性的な視線に溢れた本に
運良く出会ってしまったら、
ましてや自分の興味とその人の視線が
ぴったり重なってしまったら、
その本を片手に旅に出ないわけには行きません。
昨年の鳥取旅行の際には「来鳥手帖」が来鳥の手引きとなりましたが、
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2008-02-16
今回の京都旅行では木村衣有子さんの「京都のこころ A to Z」が
上洛の手引きとなりました。
(京都に行くことを”上洛”と呼ぶのもこちらの本で知りました)
河井寛次郎記念館、進々堂のテーブル、亀屋良永のお菓子、重森三玲の庭、、、
今回の京都旅行に関連してこれまで記事にした内容の多くが、
こちらの本でも紹介されています。
興味の重なる部分が多い本でしたが、
木村衣有子さんなりの視線がとても参考になります。
また、知らないことも結構あって、多くの発見がありました。
木村衣有子さんのHP パール日記 http://mitake75.petit.cc/
-----------------------------
他にも個性的な視線を持った京都の本がいろいろあって、
参考になりました。
沼田元氣(沼田元気)さんの本を読んだ後は、
京都の見え方がきっと変わります。
それくらい発見に満ちた本です。
京都スーベニイル手帖・冬春編―ぼくの伯父さんの旅のお土産ブック
- 作者: 沼田 元気
- 出版社/メーカー: 白夜書房
- 発売日: 2004/12
- メディア: 単行本
京都スーベニイル手帖 夏秋編―ぼくの伯父さんの旅のお土産ブック
- 作者: 沼田 元気
- 出版社/メーカー: 白夜書房
- 発売日: 2005/05
- メディア: 単行本
甲斐みのりさんの京都案内本もおすすめです。
やはり色々な発見があります。
有名で人気があるから紹介するのではなく
自分が好きだから紹介するという姿勢が、
個人名義の案内本のいいところだと思います。
また運良く本に出会えたら、旅に行きたいと思います。