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東京寺見物 目黒・五百羅漢寺 [日本美術]

江戸時代にも円空や木喰のような素朴で個性的な仏師がいましたが、
江戸・東京には仏像ってあまりないのかなぁと思ってました。
やはり仏像といえば奈良や京都のイメージが強くって。

でも、実際調べてみると東京にも仏像はいらっしゃるようです。
博物館ではなくてきちんとお寺に。

雑誌・東京人の「寺見物」特集号(2002年12月号)では、
東京のお寺が多数紹介されていて、
その中で仏像好きで知られるみうらじゅんさんとはなさんが
目黒の五百羅漢寺を訪ねています。

ぼくも行ってみました。

五百羅漢寺にはその名のとおり五百体の羅漢像が安置されています。
現在は五百体すべては残っておらず三百体弱となってますが、
一堂に会した姿は大変見ごたえがあります。

驚くのはすべて一人で彫ったということ。
江戸時代の仏師・松雲禅師が十数年かけて彫り上げました。
日々の積み重ねの賜物です。
しかも、皆ちゃんと顔や個性が違っていて、これまた驚きです。

東京の仏像もなかなかやるものです。


はなさんとみうらじゅんさんがいるのが五百羅漢寺の本堂


羅漢像の前でポーズ

 五百羅漢寺 http://www.rakan.or.jp/

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五百羅漢寺はみうらじゅん&いとうせいこうの「見仏記2(秘見仏記)」にも登場してます。

見仏記〈2〉仏友篇

見仏記〈2〉仏友篇

  • 作者: いとう せいこう, みうら じゅん
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1999/01
  • メディア: 文庫


はなさんも仏像の本を出してます。こちらは奈良と京都が中心。

ちいさいぶつぞう おおきいぶつぞう

ちいさいぶつぞう おおきいぶつぞう

  • 作者: はな
  • 出版社/メーカー: 東京書籍
  • 発売日: 2003/04/22
  • メディア: 単行本

仏像ファンはなぜかひらがなひょうきのかたがおおいいです。


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コメント 3

こんばんは~お寺とか、心が落ち着きますよね(*^_^*)
私は「東京大仏」2回行きました~!
by (2005-11-04 21:01) 

ともごころ

 『ちいさいぶつぞう おおきいぶつぞう』は、わたしも買おうと思っていたところです!中はまだ見てないんですけどよさそうかなと思って。
五百羅漢寺さんのホームページ見ました。 羅漢さんはお釈迦さんのお弟子さんだったのですね。いろいろと勉強になります。
by ともごころ (2005-11-04 22:32) 

mckee

>AYAさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
お寺を流れる時間と空気はなんだかいいですね。
日常を忘れるというか。。。
「東京大仏」、はじめて知りました!
ぜひ行ってみたいです^^。ありがとうございます。

>ともごころさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
はなさんは大学で東洋美術を専攻されていたようで、
専門的なこともいろいろご存知なんですが、
本はいつものほのぼのした内容になってますよ。写真も雰囲気があります。

羅漢さんはまだ人間なんですよね。
だから、お釈迦さんが亡くなった時に泣いてしまったりして、、、
親近感が湧きますね。怒られるかもしれませんが。
by mckee (2005-11-05 00:54) 

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