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「マイケル・リン|ミングリング -ふれあい-」展@十和田市現代美術館 [現代美術]

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十和田市現代美術館では
「マイケル・リン|ミングリング -ふれあい-」展が開催中でした。

マイケル・リンさんは
台湾のテキスタイルを公共空間に引きのばして描く作品が有名です。
金沢21世紀美術館などに彼の作品が恒久展示されていますが、
ここ十和田市現代美術館のカフェ・スペースの床にも恒久展示されています。

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北国である青森は布を大事にしており、
古布を継ぎ足したり、再利用したりしてきました。
そのことに着想を得て作られたカフェの作品は
珍しくパッチワーク状の作品となっています。

本展覧会では地域の方との共同作業で生まれた
パッチワーク作品が展示されるとともに、
さらにはパッチワークを通じたコミュニティ、ふれあいにも
焦点を当てた展覧会となっています。

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街中の商店街ののぼりもマイケル・リン色に染まっていました。

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商店街の中のふれあいホールは
今回の展覧会のコンセプト”ミングリング”の着想を得た場所で、
第2会場となっています。
地域の方の憩いの場所となっていました。

 十和田市現代美術館 http://www.city.towada.lg.jp/artstowada/


Michael Lin

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  • 作者: Nicolas Bourriaud
  • 出版社/メーカー: Hatje Cantz Pub
  • 発売日: 2010/05/31
  • メディア: ハードカバー



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Arts Towada [現代美術]

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昨日紹介↓した十和田市現代美術館は
 http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2011-07-28
2008年に開館しました。

実は十和田市現代美術館は
美術館のある官庁通り全体をアートと見立てた「Arts Towda」計画の一つで
その後も「Arts Towda」計画は進行していました。

そして、2010年に「Arts Towada」全体が完成しました。
十和田市現代美術館を中心にアート作品が屋外展示されています。
「外壁のない美術館」という表現が似合います。

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インゲス・イデー「Ghost」

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インゲス・イデー「Unkown Mass」

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R&Sie(n)「Hypnonic Chamber」

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エルヴィン・ヴルム「Fat House」

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エルヴィン・ヴルム「Fat Car」

エルヴィン・ヴルムの「Fat House」は見た目はかわいいのですが、
”家本来の機能と関係なく太ってしまった家というアート作品の存在”について悩み中です。
詳しくは家の中で上映されている映像をご覧ください。
なんだか深いです。

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草間彌生「愛はとこしえ十和田でうたう」

他にも官庁通りにストリートファーニチャーが設置されていました。

また、いくつかの作品は夜にならないと見えないようでした。
今回は昼間に訪れたので見ることができなかったので、
また見に行かないといけない気がしています。

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 十和田市現代美術館 http://www.city.towada.lg.jp/artstowada/


Casa BRUTUS特別編集 日本の美術館ベスト100ガイド (マガジンハウスムック CASA BRUTUS)

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2011/04/26
  • メディア: 大型本



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十和田市現代美術館へ [現代美術]

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チェ・ジョンファ「flower Horse」

前から行ってみたかった
十和田市現代美術館に行ってきました。

十和田市現代美術館のある官庁通りは「駒通り」と呼ばれ
馬のモチーフが随所に使用されていますが、
十和田市現代美術館の前では
韓国のチェ・ジョンファさんの作品「flower Horse」が出迎えてくれます。

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ポール・モリソンさんによる休憩スペースの巨大なモノクロの壁画は
リンゴの木がモチーフになっていて街になじんでいる気がします。

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ポール・モリソン「Ochrea」

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椿昇「aTTA」

「flower Horse」以外に椿昇さんの「aTTA」も美術館を飛び出し
訪問者を出迎えてくれます。

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アナ・ラウラ・アラエズ「Bridge of Light」

さらに、いくつかの作品は外から覗き見ることができます。

従来の美術館は作品の光による劣化を嫌うこともあり閉ざされた空間でしたが、
西沢立衛さん設計の十和田市現代美術館は
境界のあいまいな開かれた空間に見えます。
以下は西沢さんの言葉です。

 ”アートと建物が融合し合い、街に連続してゆく開放的な透明な建物です”

日本語名は十和田市現代美術館ですが、
英語名はTowada Art Centerで、
Museumという言葉が使われていない点にこだわりを感じます。

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一歩建物の中に入ると、、、
エントランス・ホールのジム・ランビーのカラフルなテーピング
展示室に入ると出迎えてくれる巨大なロン・ミュエクのスタンディング・ウーマン
フェデリコ・エレーロによる屋上へ続く階段を飾る壁画
そして、静かな美しさを備えたスゥ・ドーホーの作品などなど
豪華なアーティストの作品が恒久展示されています。

初めて知ったアーティストも何人かいたのですが、
韓国のキム・チャンギョムさんの鏡や水槽に映像を投影した作品が
影の効果的な使用法もあいまって心に残ります。

 十和田市現代美術館 http://www.city.towada.lg.jp/artstowada/


西沢立衛|西沢立衛建築設計事務所スタディ集 (現代建築家コンセプト・シリーズ)

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  • 作者: 西沢 立衛
  • 出版社/メーカー: INAX出版
  • 発売日: 2009/04/10
  • メディア: ペーパーバック



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棟方志功記念館@青森へ [民藝]

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青森旅行では
約10年ぶりに棟方志功記念館に行ってきました。

比較的小さい美術館ですが、
棟方志功の旧蔵品など記念館ならではの展示品も
魅力と思いました。

青森では他にも青森県立美術館や弘前市立博物館、弘前市民会館、
さらには酸ヶ湯温泉や弘前の大阪屋の店先など
あちこちでで棟方志功の作品に出会えました。
街に溶け込んでいる印象です。

以前は公共交通機関で行くのが難しかった記憶があるのですが、
新幹線の新青森駅開通にあわせて運行開始した
シャトルバス「ねぶたん号」のバス停が記念館の目の前にできていました。
ぜひアクセスしてみてください。

 棟方志功記念館 http://munakatashiko-museum.jp/

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「棟方志功ねぷた」@弘前市立博物館


  過去の関連記事:
   http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2008-03-14 (棟方志功のラベル 亀屋良永・御池煎餅)



板極道 (中公文庫)

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  • 作者: 棟方 志功
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 1976/01/10
  • メディア: 文庫



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奈良美智「あおもり犬」@青森県立美術館 [現代美術]

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青森旅行では「あおもり犬」にも会ってきました。

「あおもり犬」に出会える青森県立美術館は
三内丸遺跡のそばでもあり、
どこか発掘されたような設定にみえます。

雪の季節はまた違った表情を見せてくれそうです。

 弘前の奈良美智さん作品はこちら↓
 http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2011-07-25 (A to Z メモリアルドッグ@弘前)

青森県立美術館には
準備段階から積極的に収集していたおかげで
弘前市出身の奈良美智さんの作品が
多数収蔵されていました。
「八角堂」もお見逃しなく。

 青森県立美術館 http://www.aomori-museum.jp/ja/


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奈良美智「A to Zメモリアルドッグ」@弘前・吉井酒造煉瓦倉庫 [現代美術]

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2006年に弘前の吉井酒造煉瓦倉庫で開催された
「NARA YOSGHITOMO+graf A to Z展」は
残念ながら行けなかったのですが、
ぜひ行っておきたかったと思う展覧会でした。

現在は会場となった吉井酒造煉瓦倉庫前で
「A to Zメモリアルドッグ」に出会えます。

今回の青森旅行の際に会いに行ってきました。

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 NPO harappa http://harappa-h.org/modules/tinyd0/index.php?id=21


A to Z

A to Z

  • 作者: 奈良 美智
  • 出版社/メーカー: フォイル
  • 発売日: 2006/11
  • メディア: ペーパーバック



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前川國男設計 弘前市民会館 [建築]

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弘前には前川國男設計の建築が多くあります。
木村産業研究所に続いて
 http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2011-07-23
弘前市民会館にも行ってきました。

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ただし、
残念ながら大ホールは使用中で入れなかったので
管理棟を見てきました。

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雰囲気は神奈川県立音楽堂に近く感じます。

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管理棟ロビーの天井は星空をイメージしているそうです。
モダンで凛とした美しさを感じます。

 弘前市民会館 http://www.hi-it.net/~shiminkai/

前川國男設計 木村産業研究所@弘前 [建築]

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青森旅行に行ってきました。

弘前には前川國男設計の建築がいくつかあるということで、
いくつか見て回ってきました。

前川國男は23歳でフランスに留学し
ル・コルビュジエの元で学びました。
その後27歳で帰国し、
はじめて手がけたのが弘前にある木村産業研究所です。
1932年のことです。

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木村産業研究所は
ル・コルビュジエの建築同様、
色彩が効果的に使われていました。
入口天井の赤色が特に目を引きます。

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ゆるやかなカーブが印象的な貴賓室は
特に清々しい空間でした。

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2階には前川國男プチ博物館となっており、
弘前にある前川國男設計の8つの建築が紹介されています。


木村産業研究所は
現在弘前こぎん研究所となっていて
「こぎん」ファンの方も多く訪れていました。

 Ahaus 「前川國男と弘前」 http://www.a-haus.net/toku.html
 弘前こぎん研究所 http://takumishop.jp/shop/?id=1008


韓国の美しいもの@韓国・国立中央博物館 [手仕事]

韓国の国立中央博物館には
古美術品のほかに衣食住の生活に密着した品々も
多数展示されていました。

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「ソバン(小盤)」
食卓として使われたお膳です。

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「トクサル(餅型)」
餅菓子用の型です。

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「タシクパン(餅型)」
磁器性の餅型は耐久性が高く宮中で使われました。

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「ファガク(葉角)」
牛角を用いた工芸品で
ハムと呼ばれる婚礼用品を納める箱のようです。
動物の模様が魅力的です。

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「ナジョン(螺鈿)」
韓国にも螺鈿細工はあります。
(螺鈿細工は元々大陸から日本に伝わってきたものです)
先ほどのファガクと同様に動物の模様が気に入りました。

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李朝の家具いろいろ。
高級官僚の両判(ヤンバン)の用いた書斎道具です。

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「冊架図」
学問崇拝を象徴し、立身出世を願ったものです。
民画の魅力も持ち合わせています。

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「トゥソク(豆錫)」
箪笥の装飾に用いられた金属細工です。
縁起物がモチーフのなることが多く、
写真は蝶がモチーフになっています。

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「ハンジ(韓紙)」

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「チルボ(七宝)」

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「ノリゲ」
チマチョゴリのアクセサリーです。

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「チュモニ(袋物)」
いわゆるバッグです。右はめがねケースです。

 韓国国立中央博物館 http://www.museum.go.kr/main/index/index004.jsp

 過去の関連記事:
  http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2011-05-20 (染付蘭草文瓢形瓶)
  http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2011-05-21 (餅型)
  http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2011-07-04 (木人・モギン)

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↓の本を参考にしました。韓国に伝わる手仕事が色々と紹介されていて参考になります。


韓国の美しいもの (とんぼの本)

韓国の美しいもの (とんぼの本)

  • 作者: 小澤 典代
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/03
  • メディア: 単行本



韓国の木人(モギン)@韓国・国立中央博物館 [手仕事]

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韓国の国立中央博物館には
暮らしに密着した生活の道具類も
多数展示されていました。

気になったのは木人(モギン)です。
別称は木偶(モグ)。
見た目とは裏腹に
実は棺を載せる輿を飾る装飾品だったそうです。

独特のゆるい雰囲気にとても惹かれます。

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仁寺洞(インサドン)に木人を集めた木人博物館があるということで
行ってみたのですが、時間が合わなかったのか閉まっていました。
次回はぜひ訪ねてみたい場所です。


↓木人を含め韓国の手仕事が色々紹介された本です

韓国の美しいもの (とんぼの本)

韓国の美しいもの (とんぼの本)

  • 作者: 小澤 典代
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/03
  • メディア: 単行本



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