ルーブルの現代美術作品 アンゼルム・キーファー「Athanor」 [現代美術]
「Athanor]
ルーブル美術館に行ったときに、
偶然、アンゼルム・キーファーの作品を見つけました。
アンゼルム・キーファーは現代美術の有名なアーティストです。
前回の記事でも書いたように、
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2011-02-27
近代の作品をオルセー美術館に移して以来、
ルーブル美術館には基本的に1848年以前の作品が展示されています。
例外は、数年前まではジョルジュ・ブラックの天井画だけだったようですが、
アンゼルム・キーファーの作品も2007年から常設展示加わったようです。
「Hortus Conclusus」
アンゼルム・キーファーの作品は
古代文明から近代まで様々な歴史や宗教などをモチーフに、
見る人の知識や記憶と結びつきながら壮大な世界観へと誘うような作品が多いです。
タイトルや時にはオブジェなども重要な役割を果たしますが、
ルーブルの作品も油彩画と共に2つのオブジェが展示されていました。
「Danaé」
ルーブルにはシュリー翼の1階と2階にわたって
古代エジプト美術が年代順に展示されているエリアがあるのですが、
キーファーの作品はその中間地点の
1階から2階へ続く階段部分に展示されています。
展示室ではないので作品はキーファーのものだけで
歴史的建物の一空間を独り占めしています。
古代エジプト美術の展示に挟まれていることもあいまって
ルーブル美術館のこの設置場所は
キーファーの作品にさらなる広がりを与えている気がしました。
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LOUVRE http://www.louvre.fr/
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↓これらの本にはアンゼルム・キーファーの作品が登場します。
前回記事にしたサイ・トゥオンブリについても載っています。