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「人間の未来へ - ダークサイドからの逃走」展 [現代美術]

しばし芸術作品は言葉で説明しにくく分かりにくいものですが、
ときに芸術作品は心に直接訴えかけてくるものがあります。
”脳で理解する”というより”こころで感じる”
そんな感じです。

水戸芸術館で開催中の「人間の未来へ - ダークサイドからの逃走」展は
”こころで感じる展覧会”という印象です。

展示作品は現代美術の彫刻、写真、映像作品などに加え、
報道写真も同時に展示されているため、
余計そう感じるのかもしれません。
作品すべてが人間が主役というのも。

言葉でいくら言われても分からないものが一瞬にして理解できる。
自分の記憶の映像や言葉と結びつき様々な想像を引き出してくれる。
そんな報道写真の特性が現代美術作品でもうまく活かされているような気がします。

会場には谷川俊太郎さんや茨木のり子さんなどの詩や言葉が同時に展示され、
想像をさらに助けてくれます。

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初日はマイケル・ライトさん、スゥ・ドーホーさん、橋本公さんの
ギャラリー・トークが行われました。

作者が作品を作成した時の気持ちは、
作品を通じて伝わってきていることを
再認識しました。

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「人間の未来へ - ダークサイドからの逃走」展 @水戸芸術館
2005 2/25-5/7
水戸芸術館 http://www.arttowermito.or.jp/future/futurej.html




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コメント 4

ももこ

骨太でおもしろそうな展覧会ですね。
「ダークサイドからの逃走」というタイトルに希望のようなものを感じます。
マイケル・ライトの作品が気になります。
彼の編集した写真集「フルムーン」だいすきなんです。
by ももこ (2006-03-01 11:48) 

mckee

美術館からのチラシに書いてあったんですが、
"逃走"は英語タイトルでは"Escape"ではなく"Flight"にしてあるようです。
希望の気持ちをこめてだと思います。
気持ちはうまく伝わっているようですね^^。

マイケル・ライトさんは
今回は「100SUNS」からアメリカの核実験の写真の展示でした。
「フルムーン」もいいですね。写真集お持ちなんですね。いいですね。
ご本人の言葉が聴けて、わざわざ行った甲斐がありました。
by mckee (2006-03-01 19:16) 

お~

レレレのれと申します!
TBさせていただきました。
「ダークサイドからの逃走」行ってきました!!
マイケル・ライトさんの作品、圧倒されますよね!
お話聞いたんですね??どうでした??
あ~ワタシも聞きたかったです!!
by お~ (2006-03-23 23:36) 

mckee

マイケル・ライトさんの作品は色々考えれば考えるほど深いのですが、
最初に見たときの印象も大事な気がします。
あの圧倒される感じはすごいですね。
きっとマイケル・ライトさんも同じように圧倒されて
写真を集めたのだと思います。
ギャラリートークの模様は水戸芸術館のHPにアップされていると思います。
ぜひ見てみてください。
by mckee (2006-03-24 23:40) 

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