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名品との出会い 「何必館拾遺展」@何必館・京都現代美術館 [日本美術]

20080331 何必館.JPG

芸術作品を観る時、
自分の目だけを信じて
純粋に作品そのものを見ることができればいいのですが、、、
なかなか難しいです。

無理せず誰かの眼を通して見てみると、
自分では気づかなかった新しい発見があったりします。

誰かの眼を通して美術品を見るには、
誰かの収集品を見るのがいいような気がします。

例えば白洲正子さんの収集品を見ると
これも”美”なんだ、といった発見が多くあります。

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何必館・京都現代美術館では
館長の梶川芳友さんが愛し集めた収集品が
展示されています。

現在開催中の「何必館拾遺展」では
特に思い入れのある品々が
作品にまつわる逸話と共に展示されています。

村上華岳、速水御舟、小林古径、入江波光、松本俊介、山口薫、
良寛、富本憲吉、加藤唐九郎、北大路魯山人、ジャコモ・マンズー、パウル・クレー

梶川芳友さんの眼を通して作品を見ることで、
多くの発見がありました。

純粋に作品そのものを鑑賞することも可能ですが、
作品の歩んできた歴史、梶川芳友さんとの出会いなど
ひとつひとつの逸話があることで、
作品にぐっと深みを感じます。

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「何必館拾遺展」@何必館・京都現代美術館
2008/3/1-4/13
http://www.kahitsukan.or.jp/frame.html
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↓本も発売されました。


何必館拾遺

何必館拾遺

  • 作者: 梶川 芳友
  • 出版社/メーカー: 淡交社
  • 発売日: 2008/01
  • メディア: 大型本



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コメント 4

さちぞう

mckeeさん、こんばんは。
何必館、私も一度だけですが伺ったことがあります。
とても印象に残った作品があったのですが作品名を
忘れてしまっておりました。
今、こちらから何必館のホームページを拝見して
ジャコモ・マンズー 「枢機卿」だとわかりました。
賑やかな街中からこの建物に一歩踏み入れると
静かな時間が流れていたのを思い出しました。
by さちぞう (2008-04-01 21:52) 

mckee

さちぞうさん。コメントありがとうございます。
ぼくは何必館に今回はじめて行ってきましたが、
運良く「何必館拾遺展」が開催中だったので、
多くの名品に出会えたのがうれしかったです。
おっしゃられているように、
街中なのに静かな時間が流れていますね。
特に最上階の空間が印象に残りました。

ジャコモ・マンズー 「枢機卿」は
美術館の建設にあわせて探してきた作品のようですね。
さすがに建物にしっくりなじんでいます。
by mckee (2008-04-01 22:25) 

miyaketti

可必館は街のまん中にあるのに、中に入るとほんとにひっそりしていて、別世界にいるように思います。あの入場券がなんともいえず大好きで、いつも定期入れに入れているのです。
by miyaketti (2008-04-02 23:24) 

mckee

コメントありがとうございます。
京都に行くときに
miyakettiさんの記事で何必館の紹介があったのを思い出して、
何必館に行くことに決めました。
初めてだったのですが、
とても素敵な空間と出会えてうれしかったです。
ありがとうございます。
by mckee (2008-04-03 22:45) 

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