十和田市現代美術館へ [現代美術]
チェ・ジョンファ「flower Horse」
前から行ってみたかった
十和田市現代美術館に行ってきました。
十和田市現代美術館のある官庁通りは「駒通り」と呼ばれ
馬のモチーフが随所に使用されていますが、
十和田市現代美術館の前では
韓国のチェ・ジョンファさんの作品「flower Horse」が出迎えてくれます。
ポール・モリソンさんによる休憩スペースの巨大なモノクロの壁画は
リンゴの木がモチーフになっていて街になじんでいる気がします。
ポール・モリソン「Ochrea」
椿昇「aTTA」
「flower Horse」以外に椿昇さんの「aTTA」も美術館を飛び出し
訪問者を出迎えてくれます。
アナ・ラウラ・アラエズ「Bridge of Light」
さらに、いくつかの作品は外から覗き見ることができます。
従来の美術館は作品の光による劣化を嫌うこともあり閉ざされた空間でしたが、
西沢立衛さん設計の十和田市現代美術館は
境界のあいまいな開かれた空間に見えます。
以下は西沢さんの言葉です。
”アートと建物が融合し合い、街に連続してゆく開放的な透明な建物です”
日本語名は十和田市現代美術館ですが、
英語名はTowada Art Centerで、
Museumという言葉が使われていない点にこだわりを感じます。
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一歩建物の中に入ると、、、
エントランス・ホールのジム・ランビーのカラフルなテーピング
展示室に入ると出迎えてくれる巨大なロン・ミュエクのスタンディング・ウーマン
フェデリコ・エレーロによる屋上へ続く階段を飾る壁画
そして、静かな美しさを備えたスゥ・ドーホーの作品などなど
豪華なアーティストの作品が恒久展示されています。
初めて知ったアーティストも何人かいたのですが、
韓国のキム・チャンギョムさんの鏡や水槽に映像を投影した作品が
影の効果的な使用法もあいまって心に残ります。
十和田市現代美術館 http://www.city.towada.lg.jp/artstowada/
西沢立衛|西沢立衛建築設計事務所スタディ集 (現代建築家コンセプト・シリーズ)
- 作者: 西沢 立衛
- 出版社/メーカー: INAX出版
- 発売日: 2009/04/10
- メディア: ペーパーバック
ここは金沢21世紀美術館を設計された方が設計されたんですよね。
やっぱり雰囲気が似てますよね。
少し前にCasaの美術館特集で見て行きたいなぁって思ってたんです。
青森にますます行きたくなりました^^
by とみっち (2011-07-29 12:02)
そうなんですよね。
十和田市は青森市や弘前市からは思ったより遠いのですが、
ぜひあわせて行きたいと思い行ってきました。
直島や金沢21世紀美術館などが好きな方は
ぜひ一度行かれたほうがいいと思います^^
建築ファンの方も。
by mckee (2011-07-29 23:49)