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「榎倉康二展」 [20世紀美術(日本)]

先日、東京国立近代美術館の「痕跡」展を観て以来、
日本の現代美術が気になっています。

そんな「痕跡」展にも出品されていた榎倉康二の展覧会を観に
東京都現代美術館に行ってきました。

「アクション・ペインティング」、「具体美術協会」などにあるような
身体と物質(キャンバス)の間の痕跡を作品とするものに対し、
榎倉康二の作品は
物質、物体間の痕跡を作品としているのが特徴なのかと思います。
身体はあまり感じられません。
(これが「もの派」と呼ばれるゆえんでしょうか?)

ただ、不定形(可変、非永続)、偶然性(無造作)といった
アンフォルメル以降のキーワードは非常に感じます。

例えば、代表作の「しみ」の作品
油が紙に浸透するさまが作品となっています。
決してリジッドでなく不定かつ偶然な作品です。
これを物質主体でやってしまうところがおもしろいところです。

なお、
「痕跡」展とあわせてみるとおもしろいとおもいます。
(できれば、「痕跡」展が先のほうがいいような、、、)

東京都現代美術館 http://www.mot-art-museum.jp/
- 榎倉康二展 http://www.mot-art-museum.jp/ex/plan_h16-05.htm

「もの派」といっても奥深そう
鎌倉画廊 http://www.kamakura-g.com/
 mono-ha をクリック

関連記事 : http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-01-23-7


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コメント 2

DADA.

はじめまして。
榎倉康二展の記事を探していてこちらにたどり着き、さっそくTBさせていただきました、よろしかったらご覧ください。
僕も「痕跡」展を観てからこちらへ、という順番でした(「もの派」という言葉も「痕跡」展で知ったのです)。たしかにこの順番の方が良さそうですね。
by DADA. (2005-02-13 01:01) 

mckee

DADAさん はじめまして TBありがとうございます
ぼくは「痕跡」展を観るまで、「もの派」どころか榎倉さんも知りませんでした。
榎倉康二に出会わせてくれた「痕跡」展に感謝です。

DADAさんのブログ拝見させていただきました。
ギャラリー巡りなどすごいパワーですね!うらやましいです。
ぼくはギャラリーに行ったことがありませんが、こんど試みてみたいです。
by mckee (2005-02-13 13:09) 

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