新国立劇場「城」 [演劇]
新国立劇場にて松本修演出の「城」を見てきました。
フランツ・カフカのの「城」を舞台化した作品です。
(昔、カフカの「城」を読み始めた直後、
未完と知って読むのをやめたことを思い出します、、、もったいないことをしました)
城を目指す主人公Kは、村人や役人達に阻まれてどうしても城にたどり着けない。
そんな村人や役人達の行動の不可思議さが奇妙です。
ただ、そんなこんながずーーーっと続いた上で、どうしても城にたどり着けないのに、
どんなに行く手を阻まれても城を目指し続ける主人公K、
その主人公Kの奇妙さが、終盤むしろ浮かび上がってくるようです。
3時間以上の舞台は長いようであり、
一方でこの終わらない物語からすれば短いようでもあります。
この終わらない話、KUDANProjectで見てみたい気がします。
(「真夜中の弥次さん喜多さん」も終わらない話でした)
井手茂太の振付、斉藤ネコの音楽どちらもよかったです。
音楽は生演奏だともっとよかったと思いました。。。贅沢だけど。。。
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「城」@新国立劇場 小劇場
2005 1/14-30
構成、演出:松本修 美術:島次郎 音楽:斉藤ネコ 振付:井手茂太
出演:田中哲司、石村美伽 ほか
新国立劇場 http://www.nntt.jac.go.jp/
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