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季刊「ふでばこ」 [手仕事]

伝統工芸や手仕事に日常で出会うことって、今はあんまりないですが、
たまに出会うと、そのいい仕事ぶりにビックリします。
まさにカルチャーショックです。

このカルチャーショック、人に様々な行動を引き起こすようです。
よき道具たちに出会うべく日本各地を旅する人もいれば、
伝統工芸や手仕事の世界に飛び込んでものづくりを始める人も。
そして、雑誌を創刊してしまう人も、、、

季刊「ふでばこ」という雑誌がそれで、
発行人は白鳳堂の若き専務・高本 壮さんです。

白鳳堂は、書道筆で有名な広島県熊野町にある化粧筆メーカーで、
世界シェアトップを誇ります。
毛先を切らず、たんねんに揃えてつくる筆は、
筒状の小さな道具を用いて手作りで作られています。
肌触りがとってもいいそうです。(残念ながら、使ったことがないのですが、、、)

高本 壮さんが一般メーカーに勤めた後に出会った、
お父さんの経営する白鳳堂の筆。
まさにカルチャーショックだったようです。
そして、そんなカルチャーショックな体験を元に、
昨年末、とうとう季刊「ふでばこ」の発行に至りました。

「よき道具」に出会った驚きを伝えたいという思いが詰まった
季刊「ふでばこ」は日本各地の「よき道具」を訪ねる雑誌です。
ただ、道具を羅列して紹介するのではなく、
また、伝統や歴史にこだわることなく、
日本各地の「よき道具」を、
生み出した風土、文化、人とともに紹介する雑誌になっています。
同じ道具の紹介でも、他の雑誌とは一味違いますよ。

カルチャーショックを既に体験した人たちに、
そしてこれから体験したい人たちに、
オススメです。

白鳳堂 http://www.hakuho-do.co.jp/index.html
季刊「ふでばこ」 http://www.hakuho-do.co.jp/shop/goods/goods.asp?goods=H0471


2号の特集は、「白の器」と「曲げわっぱ」。
人間国宝の井上萬二さんやギャルリ百草の安藤雅信さん(ぼくのBlogでも紹介)、
砥部の水野克俊さん、そして曲げわっぱの柴田慶信さんなどが紹介されています。


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コメント 2

HPにも行ってみました。ものすご〜く惹かれます。
ぜひ手にしたい一冊です。
by (2005-04-21 07:44) 

mckee

くまいぬさん。いつもコメントありがとうございます。
ぜひ見てみてください。
「暮らしの手帳」にいた方が編集しているようです。
日本では有名書店で売っているんですが、
アメリカでは、、、どうなんでしょうか?
by mckee (2005-04-21 12:35) 

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