萩の七化 その2 萩ガラス [手仕事]
萩のやきもの萩焼は、「萩の七化」と呼ばれ、
使っているうちに、ひび(貫入)が目立ってきたり、色や光沢が変化します。
古来から、こんな萩焼の育っていく様子が楽しまれてきました。
萩では江戸時代、萩ガラスも製造されていました。
維新後姿を消しましたが、
現在は萩ガラス工房によって復活しています。
現在の萩ガラスは「内ひび貫入」と呼ばれるひび模様のガラスが特徴。
この「内ひび貫入」とは、
硬質ガラスの中に熱膨張係数の大きな異質のガラスを挟み込み、
人工的に「内ひび」の状態を作り上げたものです。
しかも、このひび使っているうちに徐々に進行します。
(こんなところにも「萩の七化」が!)
萩焼同様、萩ガラスも育っていく様子が楽しめます。
以前書いた「萩の七化」 http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-04-28
萩ガラス工房 http://www.hagi-glass.jp/
http://www.hagi-glass.jp/page06.html (内ひび貫入について)
この「内ひび貫入」、国内では萩ガラス工房のみだそうです。
(外ひびガラスはあるようですが、挟み込んでるのが特徴)
うちの祖母がお茶の先生をしていた関係で、焼き物に触れる機会が多かったのですが、最近はめっきり・・・・・・
萩焼きは渋くて好きです。
初夏には清水焼がお勧めです。青い貫入茶碗で祖母のお茶を飲んだような記憶があります。
焼き物・・・・・奥が深いですよね。泡が入ったガラスも結構好きです。夏の麦茶も入れ物一つで味がぜんぜん違いますし。
by タラバ之助 (2005-04-30 23:41)
きれいですねえ。。グラス物は今回の地震でかなりやられちゃいました。。。
by ichiro (2005-05-01 11:16)
実は私、高校の修学旅行で萩に行った時、お土産に買った萩焼をずっと使い、
さらに、その後、平成7年に訪れ、二代目を購入、昨年三度目の訪問で三代目を購入、ずっと萩焼きの湯飲み茶碗を使っている袋田の住職です!
使い込むうち、変わっていく風合いに、土の温かさがnice!です。
by 袋田の住職 (2005-05-02 06:42)
>タラバ之助さん
はじめまして。コメントありがとうございます。
お茶の先生のお茶が飲めたなんてうらやましい環境ですね。
たしかに、器によってお茶がおいしく感じたりしますよね。
ペットボトルも便利なんですが、器で飲む余裕がなんだかいいです。
清水焼はまだ一個も持ってないんですよ。お抹茶の楽茶碗とか思い出します。
京都まで探しに行きたいです。
>ichiroさん
コメントありがとうございます。
グラスややきものは割れるから美しいなんてことばもありますが、
いざ割れたら相当ショックでしょうね。
旅行先で買ったり、苦労して買ったものは思いでもあるでしょうし、、、
お察しします。
>袋田の住職さん
いつもコメントありがとうございます。
萩焼はいいですよね。初代は相当の味わいが出てるんでしょうね。
是非拝見してみたいです。
ぼくもまた萩に行きたいです。
by mckee (2005-05-02 11:35)