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現存最古の国産鉄橋 「弾正橋」 [建築]

東京深川の富岡八幡宮のわきに現存最古の国産鉄橋があります。
現在は八幡橋と呼ばれる「旧弾正橋」です。

明治11(1878)年竣工。
もともとは京橋付近にあったものを、
昭和4(1929)年に現在地に移して保存しました。

どこかの本にも書いてあったんですが、
移して保存するって考え方が、
昭和4年にしては先見的に感じられ、すごいなと思います。
おかげで今も残ってますよ。

建築物の保存って、今はその意義が分からなくても、
100年後とかに意味が出てくるものかもしれませんね。


橋のために地面を掘ったって感じが、、、


菊の紋章がはいってます。

以下の本で取り上げられてます。近代化遺産探訪のお供。

カラー版 近代化遺産を歩く

カラー版 近代化遺産を歩く

  • 作者: 増田 彰久
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2001/09
  • メディア: 新書


追記 : 最近、ドラマ「野ブタ。をプロデュース」でよく登場しています。


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コメント 9

じゃむ

こんにちは。
この橋は初めて拝見しました。色が渋いですね。(^^
所で、日本の象徴の花は『桜』と思いがちですが、実は『菊』なんですよね。知られているようで、知られていない事だと思います。
私は桜のほうが好きなんだけどな。
by じゃむ (2005-05-04 06:43) 

mckee

じゃむさん。こんにちは。コメントありがとうございます。
本を読んでから行ったので気づきましたが、見落しそうな路地裏にありました。
もう130歳に近いご高齢なんですよね。

菊の御紋章は天皇家を表すようです。
それだけ重要な橋だったということなんでしょうね。
by mckee (2005-05-04 09:54) 

プラナリア

鉄製の橋梁の移設は、ある時期まで(高度経済成長前まで?)普通に行われていたみたいですよ。材料が高価だったというのも一因かと思うのですが、そもそも使えるものを捨てる、という発想がありえなかったのではないかな~、と思っています。がっちり「使いまわしている」って感じでしょうか。
by プラナリア (2005-05-06 11:43) 

mckee

プラナリアさん。コメントありがとうございます。

>使えるものを捨てる、という発想がありえなかったのでは
たしかに、真っ当な考え方ですよね。
使えるものを捨てる、なんて当たり前だと思っていたら
現代の発想なんですね。
こういう考え方忘れてました。
ご教示ありがとうございます。勉強になります。
by mckee (2005-05-06 22:07) 

プラナリア

べ、勉強になるなんて~~~。
いつくらいまで転用されてか調べなきゃいけない?(汗)
by プラナリア (2005-05-07 03:38) 

mckee

橋を使い回すって発想がなかったもので、、、他意はないです。
(なんか誤解をあたえる表現だったかも)

>いつくらいまで転用されてか調べなきゃいけない?(汗)
興味深いですね。
こういったことってネットとかでも調べられるんでしょか?
by mckee (2005-05-08 00:53) 

じゃむ

>使えるものを捨てる、という発想・・・

たしかに、この感覚っていうのは現代の象徴的な感覚かもしれないですよね。
昔は考えられない事だったでしょうね。『もったいない』まだ使えるのに・・・と捨てたりする事などは、ましてや新しいものを買うという感覚さえなかったでしょうね。
ところが、経済成長を機に物がドンドンと溢れて便利なもの、小さなもの、デザインの良いもの、可愛いものへと人間の感覚も変わっていったのでしょうねぇ。(特に日本ではの話)
確かに 『橋を使いこなす』 という感覚は、一般の人には考えもしない事なのかもしれないですね。(私も含めて)
しかし、当時はとにかく頑丈なものを(一生もの)を目掛けて、飽きないデザインで耐久性のあるもの作り上げる事が大事だったのではないでしょうかね。
現在は、デザイン重視の物が多いように思えます。身の回りのものも、橋などの建築物も含めて。
by じゃむ (2005-05-08 19:21) 

プラナリア

mckeeさま<
土木学会が2001年に出した「日本の近代土木遺産」というリスト本があって、ここには都道府県別のリストと、構造種別(トンネルとかコンクリートの橋とか)が掲載されています。で、構造種別リストには「転用マーク」がついていて、都道府県リストにはその建造物の略歴?みたいなコメントがついています。なので、このリストを付き合わせれば、転用年代の概略を把握でるはずです!
・・・
・・・
教えてGooで聞いてみようか知らん(笑)
きっとその筋の専門家には常識なんだろうな~。

参考;
出版以降の情報については
→ http://www.jsce.or.jp/committee/hsce/2000/index2.htm
に纏められています。

じゃむさま<
「デザイン」という言葉が「ミテクレ」と同義語になってしまった段階で、モノ造りは消費社会に負けてしまったのですけれど、それじゃあ地球が持たないよ、といわれてからも結構な月日が経ち・・・。
by プラナリア (2005-05-09 12:36) 

mckee

プラナリアさま<
ちゃんと本があるんですね。探してみます。
ただ、ぼくには概略すら把握できるか、、、
教えてGooできちんとした回答がきたら感動しますね(笑)
いろいろ情報ありがとうございます。

教えていただいたサイトには、うちの近所の橋も載ってました。
意外と身近にいろいろあるんですね。

じゃむさん<
一生使えるデザインっていうと、
結局「(いわゆる)デザイン」をしないことに向かいそうです。
本当のデザイナーはそのことに気づいて、悩んで試行錯誤してますよね。
結構、現代の感覚では難しそうなんですが、
昔の人はあっさりやってのけてたのかもしれませんね。
by mckee (2005-05-09 22:29) 

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