彫刻の引力 安田侃さんの彫刻 [屋外彫刻]
1つ前の記事で彫刻を見る視点として
「見る者が彫刻の周りにどれだけ深々とした空間を感じることができるか」
ということを書きました。
近寄りがたいような空気の層、オーラがあるか?ということです。
(千住博さんと野地秩嘉さんの「ニューヨーク美術案内」に述べられている視点です)
ところで、近寄りがたいオーラを放つ彫刻がある一方で、
近寄りやすい空気をもつ彫刻というのもあるなと感じます。
奇妙に惹かれる引力をもつ彫刻。
ぼくは安田侃さんの彫刻を思い出します。
安田侃さんの彫刻は以前に「もたれたくなる彫刻」として紹介しました。
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-06-12-1
その後もたまに安田さんの彫刻を見かけるのですが、
奇妙に惹かれてぺたぺた触りたくなります。
彫刻を見る上で、
引力というのもひとつの視点かなと思いました。
「TENSEN 天泉」@横浜日石RCビル
「KAZE 風」@東京都庭園美術館
丸い穴をこどもたちが夢中でくぐって遊んでいました
安田侃さんのHP http://www.kan-yasuda.co.jp/
安田さんの作品のための美術館
アルテピアッツァ美唄 http://www.kan-yasuda.co.jp/arte.html
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