記憶の建築 表参道ヒルズ同潤館 [建築]
戦争や震災などの記憶を忘れないために、
モニュメントを残す場合が多くあります。
石碑だったり、崩壊した壁をあえて残したり色々ですが、
建築である場合もあります。
たとえば、広島の原爆ドーム。
それから世界貿易センター跡地の計画とかは
”記憶の建築”と呼べそうです。
建築はいわゆる機能的な役割以外に、
記憶という機能も持っていそうです。
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同潤会アパートの再開発としての表参道ヒルズの端っこには
同潤館と呼ばれる同潤会アパートに似た建物があります。
これもきっと”記憶の建築”。
同潤館をみて色んな記憶や思いが
皆の頭には湧き上がるのではないでしょうか。
同潤館
在りし日の同潤会アパート
建築史家の五十嵐太郎さんが著書「戦争と建築」で、
先の世界貿易センター跡地の計画のコンペで選ばれた
記憶の建築家・ダニエル・リベスキンドさんに触れて述べている言葉
開発は戦争以上に都市を破壊する
戦争や震災のように強烈な記憶をみなに植えつけることなく、
都市は開発と破壊を繰り返しながら刻々と変化し続けます。
気がついたらなくなっているというのは少し寂しい気がします。
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表参道ヒルズを少しだけ訪ねてみました。
六本木ヒルズは村上隆さんのアートがいっぱいありましたが、
表参道ヒルズはジュリアン・オピーさんでした。
↓このジャケットを手がけたのがジュリアン・オピーさん
同潤会の再開発もう終わっていたのですね
今日、偶然にもCASA BRUTUSをみて知りました
すごいことになってますね
建築もですがジュリアン・オピーさんの作品が気になります
by soe (2006-03-10 21:48)
東京ではすでに話題のスポットということになってますよ。
まだまだすごい人でした。
もう少し落ち着いたら、またぶらりと立ち寄ってみたいです。
ジュリアン・オピーさんの作品は随所に使われていました。
アートが場にいろどりを与えますね。
by mckee (2006-03-10 23:11)