沢木耕太郎「深夜特急」 [旅]
ペナン島に旅行に行ってきたのですが、
「深夜特急」でも沢木耕太郎さんがペナン島に行かれていて、
改めて読み返してみました。
「深夜特急」を読むと川端康成の「伊豆の踊り子」を思い出します。
若者があてもなく未知の世界に飛び出した旅の書、
という点で2つの本は似ているのかなと思います。
現在とは異なり、川端康成の時代の伊豆は、
少なくとも若者にとってはもっと未知の世界だったようです。
そう思って「伊豆の踊り子」を読むと、少し印象が変わってきます。
今の時代の感覚で読むとピンとこないのですが。
一方、「深夜特急」のバックパッカー的な旅も、
70年代においてはまだまだ未知の世界だったようです。
そう思うと、「深夜特急」の偉大さが際立ってきます。
時代も変わってしまったし、
年齢を重ねるにつれ世界も広がってくるので、
「伊豆の踊り子」や「深夜特急」の印象が、
どんどん変わってきたような気がしますが、
両書にある旅の新鮮さはやはりまだまだ憧れの存在です。
文豪川端康成風なタイトルを付けてみました。http://blog.so-net.ne.jp/kenta-ok/2006-07-23
by kenta-ok (2006-07-29 23:38)
こんばんは。kenta-okさんの旅も「深夜特急」同様とても魅力的ですね。
うらやましいです^^。
by mckee (2006-07-31 21:19)
ペナンですか、奇麗な所ですね。
私は地道に伊豆の温泉に行って参りました。
「伊豆の踊り子」は高橋秀樹、吉永小百合が良いですね(^^
by gop (2006-08-01 18:04)
ペナンはきれいなところでした。
伊豆は風情の在る温泉がいっぱいありますよね。
以前伊豆の近くに住んでいるときによく行きました。
「伊豆の踊り子」は、、、小説しか読んだことないんです。
映画も今度観てみたいと思います^^。
by mckee (2006-08-02 20:25)