SSブログ

沢木耕太郎「深夜特急」 [旅]

深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール

深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール

  • 作者: 沢木 耕太郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1994/03
  • メディア: 文庫

ペナン島に旅行に行ってきたのですが、
「深夜特急」でも沢木耕太郎さんがペナン島に行かれていて、
改めて読み返してみました。

「深夜特急」を読むと川端康成の「伊豆の踊り子」を思い出します。
若者があてもなく未知の世界に飛び出した旅の書、
という点で2つの本は似ているのかなと思います。

現在とは異なり、川端康成の時代の伊豆は、
少なくとも若者にとってはもっと未知の世界だったようです。
そう思って「伊豆の踊り子」を読むと、少し印象が変わってきます。
今の時代の感覚で読むとピンとこないのですが。

一方、「深夜特急」のバックパッカー的な旅も、
70年代においてはまだまだ未知の世界だったようです。
そう思うと、「深夜特急」の偉大さが際立ってきます。

時代も変わってしまったし、
年齢を重ねるにつれ世界も広がってくるので、
「伊豆の踊り子」や「深夜特急」の印象が、
どんどん変わってきたような気がしますが、
両書にある旅の新鮮さはやはりまだまだ憧れの存在です。


nice!(1)  コメント(4)  トラックバック(1) 
共通テーマ:旅行

nice! 1

コメント 4

kenta-ok

文豪川端康成風なタイトルを付けてみました。http://blog.so-net.ne.jp/kenta-ok/2006-07-23
by kenta-ok (2006-07-29 23:38) 

mckee

こんばんは。kenta-okさんの旅も「深夜特急」同様とても魅力的ですね。
うらやましいです^^。
by mckee (2006-07-31 21:19) 

gop

ペナンですか、奇麗な所ですね。
私は地道に伊豆の温泉に行って参りました。
「伊豆の踊り子」は高橋秀樹、吉永小百合が良いですね(^^
by gop (2006-08-01 18:04) 

mckee

ペナンはきれいなところでした。
伊豆は風情の在る温泉がいっぱいありますよね。
以前伊豆の近くに住んでいるときによく行きました。

「伊豆の踊り子」は、、、小説しか読んだことないんです。
映画も今度観てみたいと思います^^。
by mckee (2006-08-02 20:25) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。