西野達「東京時間」 [現代美術]
森美術館の若手アーティストを紹介するシリーズ
MAMプロジェクトの第6回は西野達さんの登場でした。
森美術館という東京を見渡せる環境にあわせた西野さん新作「東京時計」は、
遠望できるビルの屋上に大きな時計を設置し、
さらにギャラリー内部に同じ大きさの時計を展示する作品です。
会場に設置されたカメラの望遠レンズでどうにか見える時計が、
ギャラリー内のひどく大きな時計と同じ大きさというギャップが面白いです。
さらにいえば、街によくある時計も設置場所を変えると
こんなに違和感のある存在になるという点も楽しめます。
見慣れたものも場を変えると、結構違った見え方をして面白いです。
屋外彫刻の周りに仮設の住空間を設置するなど、
西野さんの作品は場を変える作品が多いですね。
これまで、ぼくは2回西野さんの作品をみていますが、
どちらも楽しく不思議な体験でした。
「ホテルヴィラ會芳亭」 http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-12-07
「天上のシェリー」 http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2006-06-25
その他の作品はこちらのHPで
tatzunishi.net http://www.tatzunishi.net/
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MAMプロジェクト006「西野達」
2007/07/11-09/24
森美術館ギャラリー2
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森美術館下の展望台から作品の撮影を試みたのですが、、、
一応、こちらの方角
拡大してみると、真ん中の茶色いビルの屋上に
うっすら白く丸い時計が見えます。
西野さん手書きの時計で、これと同じ時計がギャラリー内にも設置されていました。
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