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戦没画学生慰霊美術館「無言館」へ [20世紀美術(日本)]

090326 無言館.JPG

前から行ってみたかった無言館に行ってきました。
戦場に散った若き画学生の作品を集めた美術館です。

戦争では多くの人が亡くなっています。
あまりにも多くの人のため、
その犠牲者の数だけに目がいってしまいますが、
実際には犠牲者の一人一人にドラマがあります。
そんなドラマの一つ一つを辿ることが
とても大事なことだと思います。

無言館に作品が展示された戦没画学生にも
一人一人にドラマがあります。
無言館では作品や遺品、館主の取材ノートを元に
いくつものドラマを辿ることができます。

展示作品の”無言の”語りかけが、
心に染み入ります。

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無言館は信濃デッサン館の分館として誕生しました。
信濃デッサン館は村山槐多、関根正二、松本竣介など
若く亡くなった作家の作品を集めた美術館です。
アメリカで活躍した野田英夫の作品もありました。
こういう個性のある美術館は好きです。

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無言館 http://www.city.ueda.nagano.jp/hp/kanko/museum/mugonkan.html


無言館―戦没画学生「祈りの絵」 (アートルピナス)

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  • 作者: 窪島 誠一郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1997/07
  • メディア: 単行本




「無言館」にいらっしゃい (ちくまプリマー新書)

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  • 作者: 窪島 誠一郎
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2006/07
  • メディア: 新書



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コメント 2

さちぞう

mckeeさん、おはようございます。
いつも楽しみに拝見しております。
「無言館」は知りませんでした。
ただ作品を鑑賞するのではなく、1つ1つのドラマがを知ることで
より深く感じることができそうです。
でもすべてが戦争で亡くなられた方のものなのですね・・・
いつかゆっくり時間を作って見に行きたいです。
by さちぞう (2009-03-27 10:06) 

mckee

さちぞうさん。コメントありがとうございます。
「無言館」は前から気になる美術館でしたが、
行ってよかったなと思います。
戦争を題材にした作品はほとんどないのに、
戦争について考えさせられます。

別館やデッサン館なども含めて見ごたえもあり、
結構な時間を費やしました。
時間に余裕を持って行かれる事をおススメします。
by mckee (2009-03-30 21:37) 

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