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「ルイス・バラガン邸をたずねる」@ワタリウム美術館 [建築]


とんぼの本世界の名作住宅をたずねるルイス・バラガンの家

とんぼの本世界の名作住宅をたずねるルイス・バラガンの家

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2009/11/25
  • メディア: 単行本



メキシコを代表する建築家、
ルイス・バラガンの自邸に焦点を当てた展覧会です。

SANAA(妹島和世+西沢立衛)の会場構成により、
「バラガン邸」からオリジナルの家具や身の回りの品々、
アルバースの抽象画なども持ち込んで、
「バラガン邸」を再現しています。

オリジナル家具やルイス・バラガンの蔵書などに
ついつい見入ってしまいますが、
本来メキシコまで行かないと体験できない「バラガン邸」の空間を
体感できる貴重な機会だなと思い、
会場で流されていた「バラガン邸」の映像も頼りに
「バラガン邸」の空間を存分に味わいました。

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建築家の自邸は、
その建築家の考えが一番表れている気がします。
依頼主が自分自身ということもあり、
束縛なく素直な自分の思いを表現できるから。

「バラガン邸」にもバラガンの考えが
よく出ている気がします。

ポイントは”光”でしょうか。

メキシコといえば光に満ち溢れたイメージですが、
バラガンの建築はいかに光を切りとるかということに
力を注いでいることが分かります。

 インターナショナルスタイルの建築は、
 たとえばガラスのカーテンウォールによって、
 住宅やオフィスから
 安らぎと光の手ざわりを奪いました

というルイス・バラガンの言葉どおり、
「バラガン邸」は光を大胆に切り取ることで、
安らぎと落ち着きのある空間を作り出しています。

ちょうどバラガンの愛した修道院のような空間です。
そのため、空間に身をおくと、
高い精神性を感じます。
この高い精神性がバラガン建築の人を惹きつける魅力
だと感じました。

 私の家は、私の心の避難所でした

ルイス・バラガンの言葉です。

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「ルイス・バラガン邸をたずねる」@ワタリウム美術館
 2009/9/9-2010/1/24
http://www.watarium.co.jp/exhibition/0908/index.html
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会期は既に終了してしまいました。

行き逃してしまった方には冒頭で紹介した本がおススメです。
今回の展覧会にあわせて発売されたこの本には
バラガン邸の写真とバラガンの言葉がいっぱい詰まっていました。


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