「靉嘔 AY-O 1950s-2010展」@茨城県つくば美術館 [20世紀美術(日本)]
靉嘔さんの回顧展に行ってきました。
1950年から2010年までの60年を回顧する展覧会です。
会期2日目には靉嘔さんのアーティストトークが開催される
ということで聴いてきました。
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靉嘔さんのお話と共に時代順に作品を見ていくことで、
「デモクラート」、「アクション・ペインティング」、「フルクサス」など
時代に影響されながら、
靉嘔さんが誰のものでもないオリジナルのアートを
試行錯誤しながら作り出してきたことが分かります。
そして、そのような試みが時代に影響を与えたことも。
試行錯誤の末には、
「レインボー」を用いた作品に辿りつきます。
一目で靉嘔さんとわかるオリジナリティの高い作品は
時代を超えたものと感じます。
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お話の中に「五感」というキーワードが出てきました。
フィンガーボックスに指を入れた時の驚き
レインボーを見たときの高揚感
靉嘔さんの作品は本当は単純で分かりやすいものではない気がしますが、
頭で考えるより先に五感に訴えてくるパワーを持っています。
この辺りが年齢や国籍を超えて愛され続ける魅力なのだと感じました。
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「靉嘔 AY-O 1950s-2010展」@茨城県つくば美術館
2010/4/23-5/23
http://www.tsukuba.museum.ibk.ed.jp/2010/2010ayo.html
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