アンドレ・ブルトンのアトリエ@パリ・ポンピドゥセンター [20世紀美術(海外)]
「パリ、フォンテーヌ通り、アンドレ・ブルトンのアトリエ壁面の再構成」
「シュルレアリスム宣言」によって
シュルレアリスムを創始したアンドレ・ブルトンのアトリエには
彼の収集したシュルレアリストの作品、名もなきオブジェ、アフリカのお面などが
渾然と、それでいて几帳面に並べられていました。
1966年にアンドレ・ブルトンが亡くなって以来、
2003年まではそのまま保存されていたようですが、
その後はオークションにかけられ、
残念ながら現在は残っていません。
パリのポンピドゥセンタの常設展には
アンドレ・ブルトンのアトリエの壁面の一部が
国がそっくり買い取って再現されていました。
アンドレ・ブルトンの文章は難しいのですが、
このアトリエには一目で惹きつけられる魅力があります。
Centre Pompidou http://www.cnac-gp.fr/
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国立新美術館で開催中のシュルレアリスム展に先日行ってきたのですが、
2003年以前にアンドレ・ブルトンのアトリエを撮影した映像
「野生状態の眼 アンドレ・ブルトンのアトリエ」が
休憩室で流されていました。
アトリエに実際に行った気分になれる映像で、
再現では分からない元々のアトリエの持つ雰囲気が伝わってきました。
見飽きないです。
シュルレアリスム展に行かれた際はぜひご覧ください。
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「シュルレアリスム展」@国立新美術館
2011/2/9-5/9
http://www.sur2011.jp/
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↓パリ旅行の参考になります。ポンピドゥセンタのアンドレ・ブルトンの壁面の記事もあります。
いいですねえ。昔、興味があって、色々と読んだ事がありますが、結局わからないままに終わっていました。しかし、今、分かる事は、その当時の同時代人が結構、横でも繋がっていたと言う事を発見する事です。私なんか、それぞれの作家が独自に制作していたと思ったものでした。そうそう、日本の箱根の盛りのピカソ館にピカソの日常の大きな垂れ幕写真があって、それをずっと見続けた事があります。1時間以上、その写真を見ていました。日常生活の豊かさというか、充実感がよく伝わってきて、「あ、生きているって、ああいうことか」と思ったものでした。
長いコメントになってしまいました。
by kjisland (2011-02-23 07:51)
いつもコメントありがとうございます。
作品や写真はその人となりを言葉以上に伝えますね。
今回のアンドレ・ブルトンのアトリエを見て思いました。
ピカソは圧倒的な作品量からしても、
内から溢れ出るものを抑えられないという感じがします。
写真からも充実感が伝わるんでしょうね。
今度ぜひ垂れ幕写真を見てみたいです。
by mckee (2011-02-23 21:27)