白洲正子展の図録 [日本美術]
昨年から生誕100年の節目を記念して
「白洲正子 神と仏、自然への祈り」展が開催され、
白洲正子さんの著作で取り上げられた数多くの品々が展示されていました。
首都圏では世田谷美術館で今年の3月から5月にかけて開催されました。
普段はなかなか見ることのできない品々も多く展示されており、
非常に見ごたえのある展覧会でした。
会期中は展示変えも多くあり、
どのタイミングで行くか悩まれた方も多いと思います。
ぼくは「日月山水図屏風」や「明恵上人樹上座禅像」の展示されていた
前半に観に行ってきました。
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ところで、本展覧会の図録はとても凝っていて、
展覧会構成にあわせて10分冊仕様になっていました。
自然信仰、かみさま、西国巡礼、近江山河抄、かくれ里
十一面観音巡礼、明恵、道、修験の行者たち、古面
写真と白州正子さんの言葉のみからなるシンプルな構成は
白州さんの美意識がストレートに伝わってくる気がします。
ワクワクさせるような特別感を感じさせる図録で、
とても気に入っています。
白洲正子展 http://www.nhk-p.co.jp/tenran/20100619_162822.html
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