「Blooming:ブラジル-日本 きみのいるところ」展 [現代美術]
2008年はブラジル(伯剌西爾)移民百周年だそうで、
日伯交流年としていくつかの関連行事が開催されています。
http://www.nippaku2008.org/
豊田市美術館ではそんな中のひとつ、
「Blooming:ブラジル-日本 きみのいるところ」展が開催されており、
行ってきました。
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展覧会はブラジルのアーティストが中心で、
日常のちょっとした発見や思いつきを作品にしたもの
が多かったように思います。
ブラジルといえば地球の反対側に位置していて、
文化的な差もあると思うのですが、
この”日常”という視点が功を奏して、
作品にスッと入っていけたような気がします。
それもあって、
エルネスト・ネトさん以外のブラジル人アーティストは、
初めて知る方ばかりでしたが、
結構楽しめました。
もちろん、一見軽くみえる見かけの奥に
複雑で深い意味が込められている場合が多いのですが。
モレーノ・ヴェローゾとカシンの音楽が
展示会場全体に漏れ流れているのも効果的なように感じます。
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日本からは島袋道浩さんと川内倫子さんの作品も展示されていました。
島袋さんのタコの映像にブラジルの詩人コンビに歌をつけてもらう作品は、
前から気になっていた作品で、今回観ることができてうれしかったです。
川内さんは写真集「SEMEAR」からの作品を展示していました。
ブラジルの異国の風景に日系の方々が混じりこむ写真は、
単なる異国の風景に留まることなく、長く深い物語を感じさせます。
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「Blooming:ブラジル-日本 きみのいるところ」展@豊田市美術館
2008/7/5-9/21
http://www.museum.toyota.aichi.jp/exhibition/2008/special/000319.html
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川内倫子さんの作品「SEMEAR」はこちら↓
島袋道浩さんの作品も紹介されている本はこちら↓
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2007-05-01