大阪市立東洋陶磁美術館へ [やきもの]
大阪市立東洋陶磁美術館に行ってきました。
住友グループより寄贈された「安宅コレクション」などを核とした、
中国、韓国のやきものが展示されています。
時代的にも万遍なく幅広い収集品は
とても貴重だと思います。
昨年、台湾の故宮博物館に行ってきたこともあり、
中国や韓国など海外のやきものにも興味を持っているので、
楽しめました。
中国のやきもので気に入っているのは
宋時代と明時代のやきものです。
特に宋時代の汝窯の青磁の優美な色と
ややマットな質感には強く惹かれていますが、
東洋陶磁美術館にも汝窯のやきものが展示されていて感動しました。
韓国のやきものもいわゆる李朝の白磁以外に
青磁や三島手など幅広く展示されていました。
↓汝窯の水仙盆のポストカードを購入してきました。
大阪市立東洋陶磁美術館 http://www.moco.or.jp/
沖縄のやきもの 山田真萬さんの皿 [やきもの]
山田真萬さんの皿です。
山田さんのやきものは
赤絵など沖縄の伝統を基調とした絵付け多いのですが、
他の沖縄のやきものと異なる強い個性を感じます。
絵付けの勢いが力強く
普段は脇役に徹することの多い絵付けが
山田さんのやきものの場合は
強い存在感と共に前面に出てきている気がします。
そのためか、アートを感じます。
写真の皿も沖縄ではポピュラーな点打ちですが、
力強い存在感を感じます。
このあたりも山田さんのやきものの魅力だと思います。
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Fennica style book―北欧から民芸へ、フェニカが提案する豊かな暮らし Japanese rooms:Living with design & crafts
- 作者: プチグラパブリッシング
- 出版社/メーカー: プチグラパブリッシング
- 発売日: 2008/11/12
- メディア: 単行本
↑こちらのビームス・スタッフのインテリアスタイルを紹介した本には
多くの沖縄のやきものが登場しますが、
山田真萬さんのやきものも非常に多く登場しています。
すばらしいコレクションをお持ちの方もいらっしゃってうらやましいばかりです。
読谷にある山田さんのギャラリー訪問記も載っていましたので、
興味のある方は探してみてください。
InternationalGalleryBeams(原宿)では
山田真萬さんのやきものの取り扱いがあるようです。
近くに寄ったときには覗いてみようと思います。
fennica Blog http://blog.beams.co.jp/fennica/2009/01/21/
沖縄のやきもの 照屋窯の鉢 [やきもの]
照屋窯の鉢(ワンブー)です。
照屋窯は壺屋焼らしさを感じさせるやきものを
多く作っていらっしゃいます。
点打ちを丸で囲ったシンプルな模様ですが、
無造作で迷いのない絵付けに
手仕事の魅力を感じます。
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照屋窯は↓の雑誌で少し紹介されています。
SOTOKOTO (ソトコト) 2007年 04月号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: 木楽舎
- 発売日: 2007/03/05
- メディア: 雑誌
紹介されている久野さんがオーナーを務められている
鎌倉の「もやい工藝」でも取り扱っています。
もやい工藝 http://moyaikogei.jp/
http://moyaikogei.jp/itanoma/2009_0321/index.html
沖縄のやきもの 大嶺工房のチューカー [やきもの]
大嶺實清さん率いる大嶺工房のチューカーです。
チューカーとは急須のこと。
写真では分かりにくいですが、
沖縄では足付が主流です。
鮮やかなブルーですが、
深みもあって、
他の器と並べても馴染んでいます。
大嶺工房の作風は多彩ですが、
一見沖縄っぽくない感じもします。
でも、実は大嶺さんは昔の琉球の陶器を参考に
作陶されていらっしゃるようです。
日本民藝館の琉球陶器の展示で、
たまにシンプルな作風のものが混じっていますが、
大嶺工房のやきものに似ている気がします。
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先の記事にした北窯や横田屋窯と同様に、
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2008-12-19
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2008-12-17
大嶺工房も人気のある窯元です。
最近発売された「Casa Brutus」の沖縄の記事の中でも
紹介されていました。
この沖縄の記事は
ペンギン食堂の辺銀愛理さんと
写真家の垂見健吾が案内人ですので、
安心して参考にできます。
ぼくの沖縄旅行後に発売されたものですが、
読んだらまた沖縄に行きたくなりました。
沖縄以外にも魅力的な場所がいっぱい載っていました。
Casa BRUTUS (カーサ・ブルータス) 2009年 01月号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2008/12/10
- メディア: 雑誌
沖縄のやきもの 読谷・北窯の皿 [やきもの]
読谷村の北窯の皿です。
シンプルな二彩葉紋の絵柄は
色んな料理に合いそうです。
北窯は4工房の共同窯ですが、
松田共司工房のものだと思います。
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北窯は沖縄のやきものの中でも
特に人気のある窯元だと思います。
雑誌や本でもたびたび紹介されていますが、
最近出た本「Fennica Style Book」にも
北窯の訪問記が載っていました。
ビームスのスタッフのインテリアを紹介した本で、
ビームスで扱われている北欧や民芸の品々が
実際に各家庭で使われている様子が、
写真も豊富に紹介されていて、
楽しめます。
新しい教科書シリーズ「民芸」に登場した
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2007-02-25-1
テリー・エリスさんと北村恵子さんが監修をされていて、
お二人のお宅も紹介されています。
fennica blog http://blog.beams.co.jp/fennica/
fennica style book―北欧から民芸へ、フェニカが提案する豊かな暮らし Japanese rooms:Living with design & crafts
- 作者: BEAMS
- 出版社/メーカー: プチグラパブリッシング
- 発売日: 2008/11
- メディア: 単行本
沖縄のやきもの 横田屋窯の飯椀 [やきもの]
沖縄・読谷村の横田屋窯で購入した飯椀。
模様は伝統的な唐草模様です。
草呉須のやさしい色が気に入っています。
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沖縄のやきもののファンは多くて、
雑誌などでもよく特集が組まれていますが、
鎌倉・もやい工藝の久野恵一さんが登場する下の2誌では、
横田屋窯が紹介されています。
横田屋窯以外にも色々と紹介されていますので、
是非探してみてください。
民藝ファンの方に特におススメです。
ぼくの今回の旅でも大変参考にさせていただきました。
Discover Japan (ディスカバージャパン)2 (エイムック 1614)
- 作者:
- 出版社/メーカー: エイ出版社
- 発売日: 2008/10/28
- メディア: 大型本
SOTOKOTO (ソトコト) 2007年 04月号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: 木楽舎
- 発売日: 2007/03/05
- メディア: 雑誌
郡司さんの餅型箸置き @倉敷意匠分室展 [やきもの]
先日、益子STARNETで個展も開催された
郡司慶子さんが型をつくった箸置きです。
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2008-05-13
李朝の餅型というスタンプ状の型押しを
モチーフにしています。
益子参考館にも李朝の菓子型が展示されていて、
気になっていたのですが、
確かに少し似ているなと思います。
日本ではあまり見かけないフォルムに
とても惹かれます。
いい存在感です。
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郡司さんの箸置きは
銀座三越にて6/16まで開催中の倉敷意匠分室展で購入可能です。
倉敷意匠分室では展倉敷意匠分室の発行するカタログ「職人仕事の日本3」に
掲載された商品を実際に手にとってみることができます。
郡司さん以外にも素敵な手仕事が多く紹介されていますので、
お近くにお出かけの際はお立ち寄りいただければと思います。
カタログや掲載品はインターネットでも購入可能です。
カタログは内容がとっても充実していますのでおススメです。
青山ブックセンターでも見つけました。
倉敷意匠 http://www.classiky.co.jp/
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倉敷意匠分室展「てつくりのモノカタリ」@銀座三越
2008/6/3-6/16
京都の恵文社一乗寺店に巡回
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「郡司 慶子|陶展」@STARNET ZONE [やきもの]
益子のSTARNETでの郡司慶子さんの陶展に行ってきました。
細かな細工の施された作品に、物語性を感じました。
大げさなものではなく、
古い道具のひびや剥がれや錆なんか
を見たときに感じる物語性に近いような気がします。
一つ一つの作品をついついじっくり見入ってしまいます。
香合を購入しました。
STARNET http://www.starnet-bkds.com/webgallery/2008/gunji/index.shtml
↓郡司さんの作品はこちらの雑誌の表紙にもなっています。内容もおススメですのでぜひ探してみてください。
Esquire (エスクァイア) 日本版 2008年 04月号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: エスクァイア マガジン ジャパン
- 発売日: 2008/02/23
- メディア: 雑誌
伊藤丈浩さんのスリップウェア小鉢 [やきもの]
益子で活躍される伊藤丈浩さんのスリップウェアです。
シンプルな線で様々な模様が描かれるスリップウェアですが、
いろいろ迷ったすえに、
こちらの模様に決めました。
「G+00」にて購入しました。
G+OO http://g-plus-mashiko.com/index.html
服部友博のスリップウェア角皿 [やきもの]
スリップウェアにはついつい引きつけられます。
服部友博のスリップウェア角皿は
深みのあるグレーのような色に惹かれました。
益子陶器市の際に購入しました。
過去の服部友博さん関連記事:
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2006-11-05