七月大歌舞伎 「NINAGAWA十二夜」 [演劇]
七月の歌舞伎座の演目は、シェークスピアの「十二夜」。
蜷川幸雄さん演出です!
串田和美さん、野田秀樹さんに続いての、
伝統芸能と現代演劇の競演。
蜷川さんは観客を驚かすのが好きです。
驚かすことで観客を一気に日常から舞台の世界に引きずりこむ訳で、
幕開けに色んな仕掛けを持ってくることが多いです。
今回は、舞台を一面覆う鏡で観客の度肝を抜きました。
他にも、チェンバロを用いた音楽が流れたり、
暗転を多用した照明だったり、
いろいろ驚きがありましたが、
実は想像以上に歌舞伎のもつ古典のよさを残す演出だった気がします。
最近の蜷川さんは役者を生かす演出スタイルが多いですが、
歌舞伎の役者さんの実力を生かすとなると、
自然と歌舞伎に戻ってきちゃうのかなと思います。
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七月大歌舞伎 「NINAGAWA十二夜」 @歌舞伎座
作:W・シェクスピア 訳:小田島雄志 脚本:今井豊義
演出:蜷川幸雄 装置:金井勇一郎 照明:原田保
出演:尾上菊五郎、尾上菊之助、中村時蔵、中村信二郎、尾上松緑、市川亀治郎、市川段四郎、市川左團次 他
松竹 http://www.shochiku.co.jp/play/kabukiza/0507/
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