「山口勝弘展」 -「実験工房」からテアトリーヌまで- [20世紀美術(日本)]
メディア・アート、環境芸術、ヴィデオ・アート、テクノロジー・アート、、、
などで知られる山口勝弘さんの展覧会に行ってきました。
山口勝弘さんは1950年代は「実験工房」のメンバーとして活躍されました。
「実験工房」はいわゆる美術家だけでなく音楽家などもメンバーに含み、
さらに演劇やバレエ、映像などにも関わった総合芸術集団でした。
常に新しいものを追い求めていたようにみえる山口さんの活動ですが、
「実験工房」での総合芸術的な活動が
その後の活動への重要な土台になっている気がしました。
たとえば、メディア・アートにおける音楽や詩的表現の重要性
あるいは、東京フルクサスでのハプニングと演劇における祝祭性の関連
、、、
実験精神あふれる活動だったような気がします。
最新はテアトリーヌ・シリーズ。
実験はまだまだ続くかな。
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「山口勝弘展」 -「実験工房」からテアトリーヌまで- @茨城県立近代美術館
2006 4/8-5/14
茨城県立近代美術館 http://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/
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同じく「実験工房」で活躍された武満徹さんの展覧会が東京オペラシティーで開催中
「実験工房」のドン、瀧口修造さんの展覧会は昨年開催されました。
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-02-27-2
こんばんは。実験工房、かなり興味深いです。大学の卒業研究で70年の万博を自分なりに調べていたのですが、実験工房は大きく関わっていたようですね。また色々調べたくなりました ・・・でも茨城は遠くていけないなぁ・・・
by (2006-05-03 21:27)
こんばんは。コメントありがとうございます。
山口さんは三井グループ館の総合プロデュースをされたようですね。
会場に当時の写真や構想のドローイングが展示されていて知りました。
70年の万博は岡本太郎さんや「具体」美術協会など多くの芸術家が関わった万博でしたね。卒業研究で取り上げられたなんてすごいですね。
70年の万博と芸術家の関連では椹木野衣さん著「戦争と万博」が面白かったです。http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-08-28-2
茨城の前は神奈川県立近代美術館の葉山館で開催されていました。
葉山館はいい展示が多いのですが、
遠いな~と思っていたら茨城にやってきてくれました^^。
山口さんは関西方面では神戸や淡路島にもゆかりがあるようですよ。
by mckee (2006-05-03 22:09)