「カルティエ現代美術財団コレクション展」 [現代美術]
日常性、スナップ・ショット、未成年的、マイナー、キッチュ
物語性、記憶、周縁、文化多元主義、、、
現代美術のキーワードはいろいろありますが、
「カルティエ現代美術財団コレクション展」は
そんな現代美術をぎゅっと集めた展覧会でした。
美術館の厳正さを持ちつつも、
個人収集のような自由さを持つ
企業であるカルティエのコレクションに
ワクワクしました。
松井みどりさんの「アート:”芸術”が終わった後の”アート”」
が副読本としてお薦めです。
久しぶりに読み返してみようと思います。
誰もが認める21世紀現代美術の解説書。
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水戸芸術館の「孤独な惑星展」のカタログ表紙にもなっている
トニー・アウスラーの作品を本展覧会でも久しぶりに拝見できました。
どうも脳裏に残る作品です。
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日本人では森山大道さん、松井えり菜さんとともに
川内倫子さんの「キュイ キュイ」が展示されていました。
祖父の死と姪の誕生を含む家族の13年間を映した作品をスライド形式でみて、
写真の美しさだけでなく、その背後に写る色々な物語や関係性に
あらためて感動しました。
今更ですが、いい写真集です。
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「カルティエ現代美術財団コレクション展」@東京都現代美術館
2006 4/22-7/2
カルティエ現代美術財団コレクション展 http://mot-art-museum.jp/special/cartier/
カルティエ現代美術財団 http://www.fondation.cartier.fr/
倫子さんのお写真、いいですよね。
青みの強い透明感のある色もいいし、被写体へのスタンスも、真っすぐでいいなと思います。
私はアユーラが気に入って買いました。
松井さんのご本、なんだかムツカシイ印象があります。今読み返すと、少しは分かるかしらん?
by ももこ (2006-07-11 00:01)
ももこさん、こんにちは。
川内倫子さんの写真、いいですね。
スライドショーで見るのもまた違った印象でよかったです。
アユーラはまだ買ってないのですが、いつか買ってみようと思っています。
松井さんの本は少しムツカシイですね。でも、いろいろと刺激を受ける本です。
(旅行に行っていたため、返事が遅れました スミマセン)
by mckee (2006-07-18 19:22)