「観じる民藝 尾久彰三コレクション」展 @そごう美術館 [民藝]
日本民藝館で長年学芸員をされていた尾久彰三さんの
骨董コレクションを集めた展覧会です。
日本民藝館で磨かれた眼によって選ばれた
古民藝を中心とした品々が並びます。
毎週土曜日には尾久さんによるギャラリートークが開催されていて、
運良くそのうちの1回を聴くことができました。
その中で、
民藝の品々は生活の中である役割を持っているので、
自ずとそこに制約が生まれて、
自由過ぎないところに美しさがある
という趣旨のことを話していらした気がします。
逆に言えば
制約の中では各々が自由に工夫してもいい
とも言えます。
そう思って展示された品々を改めて見ていると
きちんと制約を守りながらも遊び心というかアートを感じさせるもの
が多い気がします。
用の美や機能美といった言葉では捉えきれない
生活に潤いを与える民藝の魅力だと思いました。
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「観じる民藝 尾久彰三コレクション」展 @そごう美術館
2010/5/29-7/4
http://www2.sogo-gogo.com/common/museum/archives/10/0529_mingei/index.html
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