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村田浩さんの角皿 [やきもの]

益子の陶芸家・村田浩さんの角皿です。
黒釉の地に柿釉で魚の鱗のような模様が描かれていますが、
9つの模様が整然とならんでいて、
素朴さの中にも品を感じるお皿です。
和菓子などの銘々皿として利用できます。


横浜トリエンナーレ2005 その2 [現代美術]

横浜トリエンナーレ2005に行ってきました。
一度記事を書いたのですが、
  http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-12-03-2
今回は日本の作家の中で気になった方を紹介したいです。
(場内撮影禁止だったので、絵はがきなどを駆使しての紹介になります)

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会場の倉庫に到着し一番最初に目に入るのが高松次郎さんの作品(の再現)です。

高松さんは赤瀬川原平さん、中西夏之さんと3人で芸術団体ハイレッド・センターを結成し活躍、
その後「もの派」的な作品なども残されています。
今回再現されたような「影」の作品シリーズもたまに見かけることがあり、
気になっていたので、出会えてうれしかったです。

普段あまり気にしない影の存在感を感じることができます。
主張しないけど、確かにそこにある、程よい存在感。


上が今回再現された”工事現場の塀の影”
下は国立近代美術館で見かけた”赤ん坊の影”
影の輪郭は意外にぼやけていて、その辺りも絶妙に再現されています。
自分の影を映して作品に参加することもできます。

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これは照屋勇賢さんの作品”警告の森”。
紙袋を切り抜いて、木が精巧に立体的に表現されています。
とてもきれいな作品で感動します。
紙袋がファーストフードの袋なことが、深読みさせます。

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こちらは会場外。中華街の一角、山下町公園に現れた
西野達郎さんの”ホテルヴィラ會芳亭”


中はこんな感じで、泊まることもできます。


もともとは公園内にある東屋で、
周りにプレハブの壁を設け部屋とし、
インテリアの一部に東屋を利用しています。
おもしろい!

公のものを私的空間に取り込む、
しかもわざわざ取り込みにくいものを取り込む、
その逆転の発想がいいです。

 ホテルヴィラ會芳亭 http://www.kaihoutei.com/

西野さんのその他の作品は
 http://www.galeriemichaeljanssen.de/artists/niscino_g.shtml
屋外彫刻や屋根の飾りなど、えらいものをインテリアの一部に取り入れています。
 
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今回紹介した作品はどれも静かな感動を感じる作品でした。

 横浜トリエンナーレ2005  http://www.yokohama2005.jp/jp/


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