ヤノベケンジプロデュース「終末処理場プロジェクト」@取手アートプロジェクト2006 [現代美術]
現在茨城県取手市で開催中の取手アートプロジェクト
今年は野村誠さん、ヤノベケンジさん、藤本由紀夫さんの
3名のプロデューサーを迎え開催されています。
-------------------------------
現代美術家のヤノベケンジさんは
2年前に閉鎖された汚水処理施設「終末処理場」での
21組のアーティストによる展示をプロデュースしています。
廃墟である会場の持つ場の力を巧みに利用した作品や
場の力に負けないパワーを持つ作品まで
様々な作品が楽しめます。
祝祭的な雰囲気と廃墟の持つ影のイメージのバランスも
なかなかいい味わいを出していると思いました。
トラやん登場
ところで、
会場の「終末処理場」ですが、
元々、本当に「終末処理場」と呼ばれていた施設なんです。
まるでヤノベケンジさんの到来を予言していたようなネーミングです。
証拠の看板
---------------
取手アートプロジェクト2006
2006 11/11-11/26の金土日祝開催
TAP2006 http://www.toride-ap.gr.jp/
------------------
ヤノベケンジさんのHP
http://web.iminet.ac.jp/yanobe/
終末スペクタクル予告ムービー公開中です
ヤノベケンジさん関連の過去の記事
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-08-28-2
--------------------
先の記事で紹介した藤本由紀夫さんの作品「EARS WITH CHAIR」も
終末処理場に展示されていました
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2006-11-18-1
藤本由紀夫プロデュース「仕掛けられた日常」@取手アートプロジェクト2006 [現代美術]
東京藝術大学・取手分校のある茨城県取手市で
毎年秋に開催される取手アートプロジェクト
今年は野村誠さん、ヤノベケンジさん、藤本由紀夫さんの
3名のプロデューサーを迎え開催されています。
------------------------------
サウンド・アーティストの藤本由紀夫さんは
普段通り過ぎてしまいそうな日常に
しばしたたずみ、耳を傾ける様々な仕掛けを
取手市の要所に用意しています。
藤本さんの作品「GARDEN-miyanomae」は宮ノ前公園に
リートフェルトの名作椅子”red&blueを25脚設置した作品です。
椅子に座りながら自然の音に耳を澄まします。
配置は毎日変わります。上が本日の配置。
同じく藤本さんの作品「ROOM-honjin」は水戸街道の旧取手本陣の9つの部屋に
異なる和音を奏でるキーボードを配置した作品です。
心地よく気になる存在の”音”に導かれ、
旧取手本陣の各部屋にしばしたたずみます。
旧本陣には三好隆子さんの”音”に関連する作品も一緒に展示
写真は「White Surround」
旧い本陣の空間に見事に溶け込んでいます
(カタクラショッピングプラザ5Fにも作品がありました)
http://www.toride-ap.gr.jp/sg/
そして、やはり”音”に関係する相澤和広さんの作品
ふうせんサウンドプロジェクト「巨人の耳」
利根川河川敷に浮かんだ風船の先につながるヘッドホンから
上空の音を聞いてみると、
なんだか普段とは違う音が聞こえるのが面白いです。
一聴の価値があると思いました。
---------------
どの作品も”音”に関連する作品ですが、
”音に耳を澄ます”という付き合い方がポイントだと思いました。
耳を澄ますことって最近あまりないですが、
なかなか色んな発見がありそうです。
---------------
取手アートプロジェクト2006
2006 11/11-11/26の金土日祝開催
TAP2006 http://www.toride-ap.gr.jp/
------------------
藤本由紀夫さんHP
http://homepage1.nifty.com/caption/homepage/fujimoto/fujimoto%20home.htm
ヤノベケンジさんプロデュースの「終末処理場プロジェクト」はこちら↓
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2006-11-19