「伊東豊雄 建築|新しいリアル」展 [建築]
伊東豊雄さんの展覧会。
シンプルな秩序を持つモダニズム建築に対しては、
その後、秩序の解体に向かったり、複雑な秩序に向かったりと
様々な流れがあると思いますが、
「エマージング・グリッド」とい概念で示された伊東豊雄さんの建築は
一見複雑だけど実はシンプルな規則で作られていたりして、
その程よい複雑さをもつ秩序が、とても心地よく感じます。
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会場には「エマージング・グリッド」を体感できる
曲面の床が登場していました。
床に座っていると音楽が聴こえてきて、
よく聴くと、
石川セリさんが武満徹さんの曲を歌ったアルバムが
会場には流れていました。
展覧会でボーカル入りの曲が流れることはあまりない気がするのですが、
床に座りながらすっかり聴き入ってしまいました。
なかなかいい演出だったような気がします。
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「伊東豊雄 建築|新しいリアル」展@東京オペラシティアートギャラリー
2006 10/7-12/24
その後、仙台、神奈川に巡回
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石川セリさんのアルバムは聴いたことがなかったのですが、
石川セリさんのアルバムにも収録されている
谷川俊太郎作詞・武満徹作曲の「死んだ男の残したものは」は
夏木マリさんのアルバムで聴いたことがあって、
いい曲です。