チック・コリア DUET with 上原ひろみ @ブルー・ノート東京 [音楽]
チック・コリアは毎年色々な形態で公演を行っていて、
去年だけでもタッチストーンとの公演、トロンハイム・ジャズ・オーケストラとの競演、
さらには上原ひろみさんともピアノ・デュオ公演を行っていました。
ぼくはブルーノート東京でのタッチストーン公演に行ったのですが、
他の2つを見逃したのがちょっと悔しいなと思っていました。
タッチストーン公演も忘れられないくらい良かったので悔いはなかったのですが、、、。
今年のチック・コリアもブルー・ノート東京で3種類の公演が予定されていて、
その中にチック・コリアと上原ひろみさんのピアノ・デュオが含まれていました。
どちらも好きなアーティストなので、
昨年の悔しさもありとても楽しみにして行ってきました。
ステージにより曲目が異なっていたようなのですが、
ぼくが行った回はビル・エヴァンス、ジョージ・ガーシュイン、
セロニアス・モンクなどのグレート・コンポーザーのスタンダード曲に加えて、
A・C・ジョビンの「How Insensitive」も登場しました。
そして、上原ひろみさんの「DEJA VU」とコリアの「Humpty・Dumpty」を1曲ずつ。
(お二人も先のメンツに負けないくらいのグレート・コンポーザーです)
2人の演奏は時に真剣、時にリラックスと
緊張感を保ちながらも緩急入り混じった感じで飽きませんでした。
チック・コリアだけでなく上原ひろみさんにも競演を楽しんでる余裕が感じられ、
観客も大いに楽しめたような気がします。
この点は比較的小さな会場で2人の表情が見えたのが良かったような気がします。
最後はアランフェスのフレーズと共にお決まりの「SPAIN」。
毎度のことではあるものの、コレがないと終われないです。
とても素敵なステージでした。
チック・コリアのコメントの中に、
CDだかDVDだかが作られるような話があったような気がしたのですが、
本当だったらうれしいなと思います。
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チック・コリア DUET with 上原ひろみ @ブルー・ノート東京
2007/09/24-26
http://www.bluenote.co.jp/
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上原ひろみさんの演奏を生で見るのはこれで2回目
前回は矢野顕子さんとのピアノ・デュオでした。
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2006-12-10
今年末は上原ひろみさんのバンド公演を初めて観に行く予定です。
会場は東京国際フォーラムAなのに完売してしまうほどの人気で、
一応席は取れたのですが、A席、、、でした。。。
それでも、CDを聴いて楽しみに待ちたいと思います。
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チック・コリアはここ最近は毎年ライブに行っています。
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2006-09-02
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-05-13-1
毎年、手を変え品を変えいろんな試みを続けるチック・コリアに
目が離せないです。
今年は9月から12月で5枚のCDが出るようです。
他にも色んなプロジェクトが進行中なようで、楽しみです。
個人的にはRTFの復活が見てみたいです。
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昨年日本でも発売された
トロンハイム・ジャズ・オーケストラとの競演のCDが
なかなか気に入っています。
オーケストラとのここまで緊張感ある感じの競演は
マイルス・デイヴィスとギル・エヴァンスとの競演を思い出しました。
よかったらお聴きください。
- アーティスト: チック・コリア・アンド・トロンハイム・ジャズ・オーケストラ, チック・コリア, トロンハイム・ジャズ・オーケストラ
- 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
- 発売日: 2006/08/30
- メディア: CD
西野達「東京時間」 [現代美術]
森美術館の若手アーティストを紹介するシリーズ
MAMプロジェクトの第6回は西野達さんの登場でした。
森美術館という東京を見渡せる環境にあわせた西野さん新作「東京時計」は、
遠望できるビルの屋上に大きな時計を設置し、
さらにギャラリー内部に同じ大きさの時計を展示する作品です。
会場に設置されたカメラの望遠レンズでどうにか見える時計が、
ギャラリー内のひどく大きな時計と同じ大きさというギャップが面白いです。
さらにいえば、街によくある時計も設置場所を変えると
こんなに違和感のある存在になるという点も楽しめます。
見慣れたものも場を変えると、結構違った見え方をして面白いです。
屋外彫刻の周りに仮設の住空間を設置するなど、
西野さんの作品は場を変える作品が多いですね。
これまで、ぼくは2回西野さんの作品をみていますが、
どちらも楽しく不思議な体験でした。
「ホテルヴィラ會芳亭」 http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-12-07
「天上のシェリー」 http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2006-06-25
その他の作品はこちらのHPで
tatzunishi.net http://www.tatzunishi.net/
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MAMプロジェクト006「西野達」
2007/07/11-09/24
森美術館ギャラリー2
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森美術館下の展望台から作品の撮影を試みたのですが、、、
一応、こちらの方角
拡大してみると、真ん中の茶色いビルの屋上に
うっすら白く丸い時計が見えます。
西野さん手書きの時計で、これと同じ時計がギャラリー内にも設置されていました。