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「越後妻有 アート トリエンナーレ 2009」 その4 [現代美術]

引き続き、越後妻有アートトリエンナーレ2009の記事です。
 http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2009-09-25
 http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2009-09-27
 http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2009-09-30

今回は4つの家を紹介したいです。


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「うぶすなの家」@願入 (上:吉田明/下:澤清嗣)

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「いけばなの家」@蓬平 (大塚理司)

越後妻有アートトリエンナーレには
”やきもの”と”いけばな”の家がありました。
各々、複数の作家が一つの家に集まって作品を展示しています。

「うぶすなの家」は”やきもの”の集まった家です。
土と炎で作られる”やきもの”が持つ素朴で野生的な力は
大地の芸術祭にふさわしく感じました。
ここでは食事も人気でとても活気がありました。

「いけばなの家」は”いけばな”の集まった家です。
近代彫刻は周りにオーラのような空間を作りだすものが多くありますが、
”いけばな”にも同様のオーラを感じます。


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鞍掛純一・日大芸術学部彫刻コース有志「脱皮する家」@星峠

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鞍掛純一・日大芸術学部彫刻コース有志「コロッケハウス」@星峠

鉈彫と呼ばれる彫り跡の残った仏像があります。
滑らかな表面のほうがよりリアルなはずなんですが、
彫り跡の残った仏像に逆に魂を感じます。
魂を込めた人間の存在を彫り跡から感じるためかもしれません。
壁や柱など一面に彫刻刀で彫り跡のつけられた「脱皮する家」にも、
やはり魂を感じました。

近くには金属の吹き付けられた「コロッケハウス」もありました。
今年制作されたということもあり
少なくとも表面だけは新しく輝く家の存在は
築年数の古い家の続くノスタルジックな周りの風景に
奇妙なバランスで存在しているように感じました。
ちょっとした緊張感も感じます。
今後の経年変化でバランスがどのように変わるか
気になります。

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「コロッケハウス」の近くにあった腰掛。
もの派の作品のような存在感を感じました。


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大岩オスカール幸男「かかしプロジェクト」@松代城山

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清水の棚田

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越後妻有トリエンナーレ2009
2009/7/26-9/13
http://www.echigo-tsumari.jp/2009/

越後妻有トリエンナーレ秋版
2009/10/3-11/23
http://www.echigo-tsumari.jp/2009autumn/
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