ガウディ設計の街灯 [建築]
バルセロナのレアール広場に
ガウディ最初の作品があります。
バルセロナ市の公募で選ばれた街灯です。
今もバルセロナ街を灯し続けています。
過去の関連記事:
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2012-04-25 (カサ・ビセンスへ)
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2012-04-27 (フィンカ・グエルへ)
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2012-04-28 (パラウ・グエルへ)
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2012-04-29 (サンタ・テレサ学院へ)
ガウディ設計 サンタ・テレサ学院へ [建築]
バルセロナではサンタ・テレサ学院にも行ってきました。
1890年に完成したガウディ設計による学校で、
現在も女学校として使われています。
そのため、内部の見学ができないのは少し残念です。
初期のガウディの作品に比較的多用されている
放物線状のアーチが規則正しく並ぶ窓が印象的です。
サンタ・テレサ学院は
バルセロナでカサ・ビセンス、パラウ・グエルに続く
比較的初期の作品です。
その後の有機的曲線の登場はまだあまりなく、
全体の印象は幾何学的な造形です。
ただ、初期の作品も細部を見ると
その後に繋がる要素が
色々と見受けられるような気がします。
col.legi Teresia http://www.barcelonaturisme.com/Col-legi-de-les-Teresianes/_3Ngb8YjSpL3U56ScBHOWcxpDev_Vr2xekaU_Y8YIIBSXR9hwAP8bFc-THiF7veMZ
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http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2012-04-25 (カサ・ビセンスへ)
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http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2012-04-28 (パラウ・グエルへ)
ガウディ設計 パラウ・グエルへ [建築]
バルセロナではパラウ・グエルにも行ってきました。
パラウ・グエルはガウディが
エウセビ・グエルのために設計した邸宅です。
全体的に豪華ですが華美にならず、
ゴシックを感じさせる重厚な造りになっています。
太い円柱とアーチが連なる地下は
馬小屋として使われていました。
見どころの一つは中央吹き抜け部分の天井で、
放物線アーチ状の丸天井から複数の穴を通して自然光が零れ落ち、
美しくスケールの大きな空間となっています。
また、屋上の煙突も見どころの一つです。
パラウ・グエルはカサ・ビセンスに続く初期の作品ですが、
その後の代名詞となる色彩豊かな破砕タイルが
ここでも大胆に使われています。
開館日時が限定されていたり、
改装工事が行われていたりと見学しづらい状況が続いていたようですが、
現在は改装工事も終わり見学しやすい状況になっています。
建物内部が存分に見学できるのは貴重です。
palau guell http://www.palauguell.cat/
過去の 関連記事:
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2012-04-25 (カサ・ビセンスへ)
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2012-04-27 (フィンカ・グエルへ)
ガウディ設計 フィンカ・グエルへ [建築]
バルセロナではフィンカ・グエルを見に行ってきました。
フィンカは広大な土地という意味で、
エウセビ・グエルの広大な別荘地の門をガウディが設計しました。
エウセビ・グエルはその後ガウディに
グエル邸やグエル公園などを依頼する
ガウディのよき理解者でパトロン的存在の人物です。
フィンカ・グエルは
ガウディ最初の個人住宅カサ・ビセンスと同時期の設計で、
ガウディの中でも初期の作品になります。
レンガの多用による幾何学的な設計は
カサ・ビセンスに似た雰囲気も感じます。
フィンカ・グエルで一番目を引くのは
門に施された鉄製のドラゴンです。
残念ながら時間が合わず中には入れなかったのですが、
平日の午前中のガイド・ツアーに参加すれば
中にも入れるようです。
がんばればカンプ・ノウから歩いていけます。
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ガウディ設計 カサ・ビセンスへ [建築]
バルセロナではカサ・ビンセスを見に行ってきました。
カサ・ビンセスはガウディがバルセロナで手がけた
最初の個人住宅です。
残念ながら内部は一般に非公開ということで、
外観のみを見学しました。
ガウディはモデルニスモの時代のスペインを代表する建築家です。
モデルニスモは英語でモダニズムですが、
その中身は国によって違います。
スペインのモデルニスモは装飾的で
アール・ヌーボーに近く感じます。
ガウディはその後、独自の芸術を完成させていきますが、
カサ・ビセンスはまだ同時代のモデルニスモの建築家同様の
細かな装飾が見られます。
自然のモチーフの多用は
アール・ヌーボーと同様ですが、
ガウディのその後の建築に繋がっている気がします。
タイル製造業者だったマヌエル・ビセンスの邸宅ということもあり、
タイルが効果的に使われています。
市松模様に配置されたタイルなどは、
イスラムの雰囲気も感じさせ
ネオ・ムデハル様式と呼ばれることもあります。
ムデハル様式はキリスト教建築とイスラム教建築の融合した
スペイン独特の建築様式です。
地下鉄Fontana駅またはLesseps駅から歩いていくと、
住宅街に突然現れます。
過去の関連記事:
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2009-03-08 (アーツ&クラフツ展;各国の近代工芸運動)
ミース・ファンデル・ローエ記念館@バルセロナへ [建築]
バルセロナでは、
ミース・ファンデル・ローエ記念館にも行ってきました。
1929年のバルセロナ万博のドイツ館として
ミース・ファンデル・ローエによって設計された
バルセロナ・パビリオンが1986年に復元され
ミース・ファンデル・ローエ記念館として公開されています。
モダニズム建築らしく
鉄やガラスなど近代的な素材が使われる一方で、
伝統的な自然素材の大理石がメインに使われており、
その対比が緊張感ある空間を作り出しているように感じました。
大理石は複数種類を効果的に使い分けて、
色と模様がモダンな空間に彩りを与えていました。
ミース・ファンデル・ローエ財団 http://www.miesbcn.com/
Caixa Forum Barcelonaへ [建築]
バルセロナではカイシャ・フォルム・バルセロナに行ってきました。
マドリッドのカイシャ・フォルム・マドリッドでは
「ドラクロワ展」が開催されていましたが、
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2011-12-10
カイシャ・フォルム・バルセロナでは
「印象派展」など4つの展覧会が開催されていました。
「印象派展」はアメリカのクラーク・コレクションからの展示で
モネやドガなどなどとても充実していました。
入場料無料というのが驚きです。
カイシャ・フォルム・バルセロナの建物は
プッチ・イ・カダフォルクの設計による紡績工場を改築したものです。
カダフォルクはガウディ、モンタネールと並んで
モデルニスモ建築の3巨匠と呼ばれる建築家です。
歴史的な建築自体も見所です。
エントランス部分の改築を手がけたのは、磯崎新さん。
銀行でもあるカイシャ社のマークは
街でも良く見かけますが、ミロのデザインだそうです。
素敵なマークです。
Caixa Forum Barcelona http://obrasocial.lacaixa.es/nuestroscentros/caixaforumbarcelona/caixaforumbarcelona_es.html
タグ:Joan Miró
サンティアゴ・カラトラバ設計「Montjuic Tower」@バルセロナ [建築]
マドリッドに続いて、
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2011-12-09 (マドリッド オリベスク)
バルセロナでもサンティアゴ・カラトラバ設計の作品を見ることができました。
バルセロナ・オリンピックの際に建設されたもので、
青い空に浮かぶ白い構造物がとても美しく、
自分のイメージするカラトラバらしい作品です。
カラトラバHP http://www.calatrava.com/
Santiago Calatrava (Big Series)
- 作者: Philip Jodidio
- 出版社/メーカー: Taschen America Llc
- 発売日: 1998/02
- メディア: ペーパーバック
サンティアゴ・カラトラバ設計「Madrid Obelisk」@マドリッド [建築]
マドリッドでは前から見てみたかった
サンティアゴ・カラトラバ設計の作品を見ることができました。
スペインの建築家カラトラバは
アテネ・オリンピックのメイン会場の設計もしていて
青い空に浮かぶ白い構造物がとても美しく
惹かれていました。
マドリッドの作品は比較的最近のもので、
「マドリッド・オベリスク」です。
カスティーリャ広場にありました。
(メトロPlaza de Castilla駅で降りて地上に出るとあります)
ブランクーシの無限柱へのリスペクトを感じます。
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2011-02-10 (ブランクーシのアトリエ)
カラトラバHP http://www.calatrava.com/
Santiago Calatrava: Complete Works, Expanded Edition
- 作者: Alexander Tzonis
- 出版社/メーカー: Rizzoli
- 発売日: 2007/10/16
- メディア: ハードカバー
Santiago Calatrava the Art Works: A Laboratory of Ideas, Forms, and Structures
- 作者: Michael Levin
- 出版社/メーカー: Birkhauser
- 発売日: 2003/04
- メディア: ハードカバー
伊東豊雄設計 「World Trade Center Plaza」@台北 [建築]
台北に行った際に、
「World Trade Center Plaza」に行ってきました。
最近伊東豊雄さんの設計によって生まれ変わった広場です。
広場にあった設計概念を示すパネルを見ると、
一見複雑に見える模様をシンプルなルールで作っていることがわかります。
最近の伊東豊雄さんの設計の特徴だと思います。
場所はWTC地区の中でもグランドハイアットホテルの前になります。
101から近いのでついでに寄ってみるのもいいかもしれません。
全体像が写真では分かりにくいのですが、
こちら↓のページに上から俯瞰した写真があります。
http://www.t2square.org/2011/04/13/taipei-world-trade-center-plaza-redesigned-by-toyo-ito/