ヨーゼフ・ボイス フェルトのポストカード [現代美術]
ヨーゼフ・ボイスのフェルトのポストカードです。
マルチプルということで、
一点物ではなく量産された作品です。
ヨーゼフ・ボイス関連の展覧会を見に行ったときに、
購入しました。
フェルトは脂肪などとともに
ボイスにとって重要な素材で、
繰り返し使われました。
↓はニューヨークのMoMAで見かけたフェルトのスーツです。
Felt: Fluxus, Joseph Beuys, and the Dalai Lama
- 作者: Chris Thompson
- 出版社/メーカー: Univ of Minnesota Pr
- 発売日: 2011/02/25
- メディア: ハードカバー
Joseph Beuys: Parallel Processes
- 作者: Carmen Alonso
- 出版社/メーカー: Schirmer/Mosel Verlag Gmbh
- 発売日: 2010/10/30
- メディア: ハードカバー
タグ:joseph beuys
「マイク・ケリー展」@MoMA PS1・NYC [現代美術]
ニューヨーク旅行の際に立ち寄った
MoMA PS1ではマイク・ケリー展が開催されていました。
マイク・ケリーは多様な、時に過激な表現手法で
美を揺さぶり続けてきました。
本展覧会は2012年に亡くなったマイク・ケリーの世界観を
知ることができる展覧会となっていました。
一見、従来の美とは関係ないものが多数展示されていますが、
よく見るとスリリングな緊張感とどこか愛おしいゆるさが同居する
複雑な美の世界が広がっていました。
ロサンゼルス現代美術館にも巡回するようです。
MIKE KELLEY http://mikekelley.com/
マイク・ケリー展の開催されていたMoMA PS1は
クイーンズ地区にある使われなくなった小学校の校舎を利用した
コンテンポラリー・アートを紹介するアート・スペースです。
小学校のような強い場所の記憶を持つ空間を利用することで、
従来の美術館では得られない独特の雰囲気が感じられます。
個人的には好きなタイプの展示空間でした。
MoMA(ニューヨーク近代美術館)の関連施設となっているので、
MoMAの入場券を見せると、同じ日のみMoMA PS1にも無料で入場できます。
MoMA PS1 http://momaps1.org/
マイク・ケリーはソニック・ユースの↓このアルバムのジャケットでも有名です。
Mike Kelley (Contemporary Artists)
- 作者: John Welchman
- 出版社/メーカー: Phaidon Press
- 発売日: 1999/11/02
- メディア: ペーパーバック
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タグ:Mike Kelly
バーバラ・クルーガーのマグカップ [現代美術]
バーバラ・クルーガーさんのマグカップです。
熱心に集めているわけではないのですが、
見つけたら買っているうちに3つ溜まりました。
左のマグカップと右のマグカップは
それぞれロサンゼルス現代美術館とポンピドゥー・センターの
ミュージアムグッズ、
奥のマグカップは森美術館で開催された「LOVE展」の
展覧会公式グッズです。
「LOVE」展ではバーバラ・クルーガーさんの言葉が
出口付近の壁いっぱいに描かれていました。
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バーバラー・クルーガーさんは
昔ユニクロのTシャツ(UT)でも採用されていました↓
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2007-06-08
過去の関連記事↓
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2014-03-15 (バーバラ・クルーガー展@ハッシュホーン美術館)
Love for Sale: The Words and Pictures of Barbara Kruger
- 作者: Kate Linker
- 出版社/メーカー: Harry N Abrams
- 発売日: 1990/06
- メディア: ハードカバー
Remote Control: Power, Cultures, and the World of Appearances (Writing Art)
- 作者: Barbara Kruger
- 出版社/メーカー: The MIT Press
- 発売日: 1994/07/25
- メディア: ペーパーバック
バーバラ・クルーガー「BELIEF+DOUBT」展@ワシントンDC・ハーシュホーン美術館 [現代美術]
ワシントンDCのハーシュホーン美術館を訪れた際、
バーバラ・クルーガーさんの展覧会が開催されていました。
通常の展示室での展示ではなく、
地下のミュージアムショップへ続くエスカレータの周りの空間に
バーバラ・クルーガーさんの言葉が溢れていました。
バーバラ・クルーガーさんのメッセージが力強いです。
HIRSHHORN MUSEUM http://www.hirshhorn.si.edu/
Barbara Kruger (Art Catalogue)
- 作者: Barbara Kruger
- 出版社/メーカー: The MIT Press
- 発売日: 1999/12/10
- メディア: ハードカバー
何度も紹介しているのですが、バーバラ・クルーガーさんを知ったのも
こちら↓の本だったと思います。
ジェフ・クーンズ「Kiepenkerl」@ワシントンDC・ハーシュホーン美術館 [現代美術]
Jeff Koons「Kiepenkerl」
ジェフ・クーンズさんの彫刻作品を
ワシントンDCのハーシュホーン美術館の彫刻庭園で見つけました。
日本の二宮金次郎にあたるような伝統的な彫刻作品を
鏡面のような光沢をもつステンレスで作った作品で、
ジェフ・クーンズさんらしさを感じさせる作品です。
JEFF KOONS http://www.jeffkoons.com/
HIRSHHORN MUSEUM http://www.hirshhorn.si.edu/
現代アーティスト事典 クーンズ、ハースト、村上隆まで──1980年代以降のアート入門 (BT BOOKS)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 美術出版社
- 発売日: 2012/10/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
タグ:Jeff Koons
ダン・フレイヴィン最後の作品@NYC・チェルシー [現代美術]
Dan Flavin 「Untitled」(1996)@548 West 22nd Street,NYC
蛍光灯を用いたミニマルな作品で知られる
ダン・フレイヴィンの最後の作品が
チェルシー地区にあるということで、
ニューヨーク旅行の時に行ってきました。
作品はディア芸術財団の入っていたビルの
階段吹き抜け部分に配置されています。
残念ながらビルには入ることができないのですが、
ディア芸術財団のHPにはビルの北側(22丁目)から見えるとあります。
行ってみると確かに蛍光灯の放つ青と緑の光が見えました。
20世紀以降の彫刻作品はオーラを大事にしているものが多いですが、
ダン・フレイヴィンの作品は蛍光灯でオーラを視覚化しているようにも感じます。
窓から見えてる青や緑の光はオーラそのもののように感じました。
DIA ART FOUNDATION http://www.diaart.org/sites/main/54
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ダン・フレイヴィンの作品はディア・ビーコンやMoMAなどでも見ることができました。
MoMAで見た作品は十字に配された蛍光灯が、
どこか神聖なオーラを感じさせて気に入りました。
ソル・ルウィットの記事でも書いたのですが、
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2013-12-04 (ソル・ルウィットの壁画)
知的で無機質な印象のあるミニマリストの作品が、
時々神聖な雰囲気を感じさせるのはおもしろいです。
Dan Flavin「Untitled」@MoMA
It Is What It Is: Writings on Dan Flavin Since 1964
- 作者: Dan Flavin
- 出版社/メーカー: Ridinghouse
- 発売日: 2011/12/01
- メディア: ペーパーバック
Dan Flavin: Cattedrali d'Arte - Santa Maria in Chiesa Rossa
- 作者: Dan Flavin
- 出版社/メーカー: Fondazione Prada
- 発売日: 1998/06/30
- メディア: ペーパーバック
タグ:Dan Flavin
ドナルド・ジャッドの自宅兼アトリエ@101 Spring St.を窓の外から [現代美術]
ニューヨーク旅行の前に、
ニューヨークのSOHOにあったドナルド・ジャッドの
住居兼アトリエが一般公開されていることに気がついたのですが、
予約制のガイドツアーは既に満員で、
参加することができませんでした。
一般公開は週3日、1日3回、各回8名と参加者が限られているのと、
今年から始まったばかりということで、
予約が埋まりやすい状況のようです。
この住居兼アトリエは、
元々ジャッドが購入した5階建てのビルで、
ドナルド・ジャッドの作品はもちろんのこと、
フランク・ステラやダン・フレイヴィンなど友人アーティストの作品、
またジャッド自ら設計した家具などが、
生前のまま永年展示されています。
数ヶ月前から予約すれば、行けない事もなさそうなので、
次回もしもニューヨークに行くことがあれば
ぜひ行きたいと思います。
実は、5階建てビルの1階部分だけは、
外からガラス越しに覗き見ることが可能ということで、
今回は1階部分だけを(ガラス越しに)覗き見てきました。
1階部分だけでも、
ジャッドの世界が堪能できます。
ジャッド自らが展示レイアウトをしていると思うので、
その意味でも貴重な気がしました。
ジャッドの美意識が伝わってきます。
ただ、やっぱり他のフロアーもぜひ見てみたかったです。
↓のHPで内部の写真や動画などが紹介されています。
JUDD FOUNDATION http://www.juddfoundation.org/
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ドナルド・ジャッドの作品は
ディア・ビーコンまで行くとまとまった数の作品を見ることができます。
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2013-12-13 (Dia:Beaconへ)
また、MoMAにも作品が展示されていました。
Donald Judd 「Untitled (Stack)」
これと同様の作品が東京都現代美術館にもあります。
ジャッドのアトリエは
いくつかの雑誌でも紹介されています。
ぼくは↓この雑誌で知りました。
BRUTUS (ブルータス) 2013年 9/15号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2013/09/02
- メディア: 雑誌
タグ:Donald Judd
ウォルター・デ・マリアの作品@NYC・SOHO [現代美術]
Walter De Maria「The Broken Kilometer」@393 West Broadway
ニューヨークのSOHOに
ウォルター・デ・マリアさんの作品があるということで、
行ってきました。
贅沢なことに、実はSOHOには2つの作品があって、
1つ目が「The Broken Kilometer」で、
つなげれば1kmになる2mの棒500本が
ビルの1室に並べられた作品です。
Walter De Maria「The NY Earth Room」@141 Wooster Street
もう1つが「The New York Earth Room」で、
ビルの2Fの1室に約13kgの土を敷き詰めた
ビックリする作品です。
↓この写真のビルの2Fが「The New York Earth Room」です
芸術作品があると言われても分からないくらい普通な外観です
ウォルター・デ・マリアさんの作品は、
明確なコンセプトの元に作られていますが、
どこか哲学的で、宇宙の根源や真理にせまるような崇高さを感じます。
SOHOで出会った2作品も
強く印象に残る作品でした。
写真撮影禁止ですが、
Dia芸術財団のHPに写真があります。
場所もHPに記載されているので、興味のある方はご確認ください。
DIA ART FOUNDATION
THE BROKEN KILOMETER http://www.diaart.org/sites/main/53
THE NY EARTH ROOM http://www.diaart.org/sites/main/52
ウォルター・デ・マリアさんですが、
今年の7月に亡くなられました。
ご冥福をお祈りします。
日本では直島に「見えて/見えず 知って/知れず(Seen/Unseen Known/Unknown)」と
「Time/Timeless/No time」の2作品があります。
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2007-12-05 (「見えて/見えず 知って/知れず」)
↓こちらの雑誌で建築家の重松象平さんが
最も”汚い”部屋として「The NY Earth Room」を紹介しています。
他にも重松象平さんのガイドは今回の旅で参考になりました。
↓こちらの本にもSOHOのウォルター・デ・マリアさんの作品の情報が載っていました。
やはり今回の旅で非常に参考になりました。
リチャード・セラ「Delineator」@ニューヨーク近代美術館 [現代美術]
Richard Serra「Delineator」
ニューヨーク近代美術館の展示室の一角に
リチャード・セラさんの作品がありました。
床と天井に長方形の鉄板が
十字に交差するように配置された作品で、
鉄板の上に乗ることが可能です。
リチャード・セラさんの作品は
巨大な鉄板に囲まれた空間を体感できる作品が多いですが、
上下の鉄板に挟まれた作品は初めてで、
鉄板の重みと存在感をいつも以上に感じました。
設置の様子が気になったのですが、
↓このサイトに作品が設置される様子が載っていました!
THE ART WORLD DAILY
http://www.theartworlddaily.com/2012/08/29/richard-serra-channels-russian-suprematism-at-moma/#.UqcYN-qCjIW
↓過去のリチャード・セラ関連の記事
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2006-12-13 (杉本博司さん「本歌取り展」)
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2008-08-18 (リチャード・セラ@豊田市美術館)
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2011-12-08 (リチャード・セラ@マドリッド)
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2013-12-09 (リチャード・セラ@NYC)
MoMA http://www.moma.org/
2004年、ニューヨーク近代美術館が谷口吉生さんの設計で新館を建てる際、
いつかリチャード・セラさんの展覧会をやる時のためにと、
非常に重い作品でも耐えられるように設計されたそうです。
その後、2007年にリチャード・セラ展が開催され、
無事重みに耐えた建物が話題になりました。
Casa BRUTUS (カーサ・ブルータス) 2005年 01月号
- 作者:
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2004/12/10
- メディア: 雑誌
Richard Serra Sculpture: Forty Years
- 作者: Kynaston McShine
- 出版社/メーカー: Museum of Modern Art
- 発売日: 2007/06
- メディア: ハードカバー
リチャード・セラ「New Sculputure」@NYC・ガゴシアン・ギャラリー [現代美術]
Richard Serra 「7Plates,6 Angles」
今回のニューヨーク旅行の時に
ガゴシアン・ギャラリーでは
ちょうどリチャード・セラ展が
開催されていました。
旅行前に色々調べている時に
この展覧会情報を見つけたときは
とてもうれしかったです。
実際に行ってみて、
圧倒的なスケールと存在感の作品に感動しました。
Richard serra「Inside Out」
中には今年の7月に亡くなられた
ウォルター・デ・マリアさんへ捧げられた作品も
展示されていました。
↓過去のリチャード・セラ関連の記事
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2006-12-13 (杉本博司さん「本歌取り展」)
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2008-08-18 (リチャード・セラ@豊田市美術館)
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2011-12-08 (リチャード・セラ@マドリッド)
GAGOSIAN GALLERY http://www.gagosian.com/exhibitions/richard-serra--october-26-2013-2
ARTOBSERVED http://artobserved.com/2013/11/new-york-richard-serra-new-sculpture-at-gagosian-gallery-through-december-21-2013/
Richard Serra: Weight and Measure 1992 : 30 September 1992-15 January 1993
- 作者: Richard Serra
- 出版社/メーカー: Tate Gallery Pubn
- 発売日: 1993/01
- メディア: ペーパーバック
Richard Serra: Torqued Spirals, Toruses and Elipses
- 作者: Hal Foster
- 出版社/メーカー: Gagosian Gallery
- 発売日: 2001/08
- メディア: ハードカバー