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「樂 吉左衛門」展 [巨匠・人間国宝]

以前、茨城県立陶芸美術館で「樂茶碗 手のひらの小宇宙」展をみました。
現在まで十五代続いている樂家歴代の樂茶碗が一同に会した展覧会です。
初代長次郎から400年以上続く伝統の重みを感じる一方で、
歴代の吉左衛門が「一代一品」ともいえる新しい試みを行っているのにも驚きました。

長い伝統を守ることも大変ですが、
逆に、長い伝統の中から新しい作品を生み出すのも、
とても大変なことだと思います。

今回の「樂 吉左衛門」展では十五代樂吉左衛門の作品を見ることができます。
長次郎など初期の樂茶碗に見慣れた眼には
十五代の作品は特に前衛的に感じますが、
それが見ててすごく楽しいです。
一方で、実は伝統への深い敬意も感じます。

 樂美術館 http://www.raku-yaki.or.jp/museum/index-j.html
 樂美術館では実際に樂茶碗に触れる企画もあるようです。
 さすが樂家の美術館です。


楽焼創成 楽ってなんだろう

楽焼創成 楽ってなんだろう

  • 作者: 楽 吉左衛門
  • 出版社/メーカー: 淡交社
  • 発売日: 2001/07
  • メディア: 単行本

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「樂 吉左衛門」展 1995年秋-2005年春 創作 @菊池寛実記念 智美術館
2005 9/17-2006 2/26
 菊池寛実記念 智美術館 http://www.musee-tomo.or.jp/


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