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魯山人手ぬぐい [巨匠・人間国宝]

先月、堂本尚郎展をみに世田谷美術館に行ったのですが、
その収蔵品展で北大路魯山人のやきものが展示されていました。
寄贈などもあり世田谷美術館には豊富な収蔵品があるようです。

帰り道、ミュージアムショップで
魯山人手ぬぐいを購入しました。


魯山人の意匠が素敵です。

  世田谷美術館 http://www.setagayaartmuseum.or.jp/

 手ぬぐい界では有名らしいかまわぬ製です。
  かまわぬ http://www.kamawanu.co.jp/

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CASA BRUTUSの器特集号にも書いてあったのですが、
北大路魯山人は民芸運動の柳宗悦に批判的だったようです。
柳宗悦が民衆の工芸に美を見いだしたのに対し、
北大路魯山人は特権的な芸術に美を見いだしました。
裕福な家に生まれた宗悦に対し、小さいとき苦労した魯山人、
という境遇の差が微妙な美意識の違いを生んだのかもしれません。

ところで、工芸と芸術、
日本においては昔から奇妙に融合していたようです。
日常のものに美を見いだし、芸術的なものを日常に用いる、、、
工芸と芸術を特に区別しなかった日本人にとっては、
宗悦的な美も魯山人的な美も表裏一体だったのかなぁ、と思います。
というわけで、
ぼくは柳宗悦の民芸も北大路魯山人の芸術も好きだったりします。


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