二兎社「書く女」 [演劇]
先々月のことなのですが、
二兎社の舞台「書く女」を観てきました。
樋口一葉が主役の舞台です。
樋口一葉が主役の舞台といえば
こまつ座の「頭痛肩こり樋口一葉」が有名ですが、
二兎社の「書く女」も永井愛さんらしく、
こまつ座同様笑いのある舞台でした。
樋口一葉の生涯は短命だったり貧乏だったり、
決して幸せそうに感じないのに、
笑いのある舞台を観ていると、
なんだか楽しそうに感じます。
少なくとも不幸ではないように感じます。
そう思ってみると、
樋口一葉の小説の主人公達も
悲劇の主人公の印象が強いのですが、
なんだか不幸ではないように感じます。
幸せそうじゃないけど、不幸でもなさそう
そんな微妙な表現ができるのが舞台や小説のいいところです。
現実ってそんな微妙な感じの連続のような気がします。
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二兎社「書く女」@世田谷パブリックシアター
2006 10/2-15
作・演出:永井愛 出演:寺島しのぶ、筒井道隆など
二兎社 http://www.nitosha.net/
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「頭痛肩こり樋口一葉」も好きです。
またいつかお盆の季節にでも。