「音楽のちから」~吉野金次の復帰を願う緊急コンサート~ [音楽]
レコーディング/ミックスの第1人者として
日本のロック・ポップス界で活躍されている
吉野金次さんが入院され、
そんな吉野金次さんの復帰を願うコンサートが
昨年の8月、矢野顕子さん、細野晴臣さんの呼びかけもと
多くのアーティストが参加して開催されました。
収益は吉野さんの復帰のための治療費に使われるということで、
出演者やスタッフもボタンティアとしての参加でした。
急遽決定したコンサートは、
平日ということもあり行けなかったのですが、
コンサートの模様がDVDとして発売されました。
吉野さんへの愛に満ちた、やさしい気持ちになれるコンサートです。
アマゾンをはじめ大手CDショップで発売中です。
参加アーティスト:矢野顕子、細野晴臣&東京シャイネス・オールスターズ、ゆず、友部正人、大貫妙子、佐野元春、東京シャイネス・オールスターズ(浜口茂外也、徳武弘文、コシミハル、鈴木惣一朗、高野寛、高田蓮、伊賀航)
--------------------------------
日本のロックの誕生に関わったのも吉野金次さんでした。
矢野さん渾身の弾き語りアルバムの誕生も、吉野さんなしにはなかったかも。
吉村和美さんのターコイズブルーのうつわ [やきもの]
吉村和美さんの器です。
ターコイズブルーがとてもきれいです。
シンプルなフォルムと鮮やかな釉薬の組み合わせが素敵です。
関連記事:http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2007-04-27-1
アダム・シルヴァーマンさんの湯呑み [やきもの]
Adam Silverman陶展で購入した湯呑みです。
スカイブルーが目に映えます。
溶岩釉のような質感も素敵です。
関連記事:http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2007-04-29
Atwater Pottery http://www.atwaterpottery.com/
STARNET http://www.starnet-bkds.com/
「細野晴臣トリビュート・アルバム」 [音楽]
細野晴臣トリビュートアルバム-Tribute to Haruomi Hosono-
- アーティスト: オムニバス, 細野晴臣, ヴァン・ダイク・パークス, 坂本龍一+嶺川貴子, 松本隆, 坂本龍一, コシミハル, 鈴木創士, リトル・クリーチャーズ, 東京スカパラダイスオーケストラ
- 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
- 発売日: 2007/04/25
- メディア: CD
細野晴臣さんのトリビュート・アルバムが発売になりました。
はっぴぃえんどやYMOからHISやSKETCH SHOW、
はたまた「ハイスクール・ララバイ」や「風の谷のナウシカ」などの名曲まで
などの細野さんの曲を20組のアーティストカヴァーしています。
参加アーティストも細野さんの周辺人脈を中心にとても豪華です。
細野晴臣さんへの愛に満ちたトリビュート・アルバムです。
http://www.commmons.com/tribute
-------------------
ジャケットのイラストはウィスット・ポンニミットさん(トムくん)。
中にはトムくんによる参加アーティストの似顔絵もあります。
コーネリアスの似顔絵が一番気に入りました。
こちらも必見。
ウィスット・ポンニミットさん関連記事:
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2006-12-30
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-12-25
岡田崇人さんの掻き落しポット [やきもの]
島岡達三さんの元で修行された経歴もある
岡田崇人さんの個展が益子で開催されていました。
益子に縁のある作家さんですが、
意外なことに益子での個展は初めてだそうです。
かわいらしいポットを購入しました。
掻き落しによる模様が
とてもよいアクセントになっていて素敵です。
過去の関連記事:
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-09-27
--------------------
益子もえぎ 城内坂店
2007 4/21-30
http://mshop.exblog.jp/m2007-04-01/#5554574
大貫妙子さん"Boucles d'oreilles"Tour2007 [音楽]
Boucles d'oreilles (ブックル ドレイユ)
- アーティスト: 大貫妙子
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct
- 発売日: 2007/03/21
- メディア: CD
大貫妙子さんのアコースティック・コンサートは20年目だそうです。
ヴァイオリンに金子飛鳥さんを迎えたのが5年前で、
このメンバーと共に作った新作”Boucles d'oreilles”が発売されました。
発売に合わせてコンサートが開催されたので、
行ってきました。
アコースティック・コンサートとばかり思っていたら、
ドラムの林立夫さん!がスペシャルゲストで出演。
アコースティック・コンサートをベースにしつつも、
林さんの味のあるドラムが奥行きを与えてくれ、
とてもよかったです。
アンコールの最後は”美しい人よ”。
タンゴの名曲”花売り娘”のカヴァー。
タンゴにはメロディーのきれいな曲が実は多いんですよね。
”Shall We Dance?"や"彼と彼女のソネット"と同様、
スタンダードと呼べる外国の名曲なのに、
あたかも大貫さん作曲の曲のように
自分の世界を作り上げていらっしゃるのはさすがです。
”美しい人よ”はこのアルバム。
--------------------------
ニューアルバムには、
20年前のアルバム”ピュア・アコースティック”の音源も合わせて収録されています。
20年前の音源と現在の音源が違和感なく共存しているのを聴き、
時代に左右されない音楽だなと改めて思いました。
-----------------------
大貫妙子"Boucles d'oreilles"Tour2007@つくば・ノバホール
2007 5/2
大貫妙子さんHP http://onukitaeko.jp/
------------------------
モーションブルーヨコハマでのドラムは沼沢尚さんでした。
こちらもよかった。↓
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-09-16
また、ツインドラムでコンサートやって欲しいです。
「マイクロポップの時代:夏への扉」展 [現代美術]
美術評論家の松井みどりさんの待望の著作「マイクロポップの時代:夏への扉」が発売されました。
それに合わせて、水戸芸術館で展覧会も開催中です。
1960年代終わりから1970年代に生まれたアーティストを中心とした15人の作家による展示。
一見、書きなぐった落書きのようにも見えるドローイングや
日常のちょっとした発見を捉えた写真や映像作品は、
伝統的な芸術とはなんだか異なり、
これがアートなの?という言葉が聞こえてきそうです。
一方で、従来のアートにはない魅力があるのも事実です。
これらの作品は、
技術の披露のみを目的としたアートではなく、
自己の内面の表現に主眼があるように見えます。
さらにいえば、これらの表現はけっして自己満足的なものではなく、
観客との”共感”を求めるような作品に見えます。
周りがよいというものあわせるのではなく、
自分がよいと思うものに共感してくれる人を探す表現としてのアート、
そんな感じがします。
この”共感”をよりどころにすれば、
観客も作品を受動的に受けるのではなく、
作品を作者とともに創造的に受け止めることも可能となり、
作品内部に開かれた無限の世界を共に楽しむことができるような気がします。
表面的な技術に目を奪われて、
内部に広がる広大な世界に気づかないのはもったいない、
かもしれません。
松井みどりさんのマイクロポップ宣言を読んで、
夏への扉を開けましょう。
http://www.natsuenotobira.com/
「マイクロポップの時代:夏への扉」展@水戸芸術館
2007/2/3-5/6
出展作家:奈良美智、杉戸洋、落合多武、有馬かおる、青木綾子、タカノ綾、國方真秀未、島袋道浩、野口里佳、半田真規、森千裕、田中功起、K.K.、大木裕之、泉太郎
水戸芸術館 http://www.arttowermito.or.jp/natsutobira/natsutobiraj.html
--------------
最近、今更ながら読んだ岡倉天心の「茶の本」に
”われわれの心に訴えるものは、
技量というよりは精神であり、
技術というより人物である”
という言葉があり、
芸術という言葉のなかった千利休の時代から、
芸術とは見た目ではなくその内部に含まれた深遠な世界なのだと、
改めて認識しました。
階級の無化、”マイナー”に向けるまなざし、日常、見立て、他力、、、
千利休の前衛さはマイクロポップに通じるキーワードが多い気がしました。