「アートで候 会田誠・山口晃 展」 [現代美術]
会田誠さんと山口晃さんの二人展。
お二人の作品はグループ展では何度もみているのですが、
まとまって作品をみたことがなかったので、
今回の企画はうれしかったです。
ギャラリーでなく美術館で開催というのも。
これまでの作品を振り返りつつ、
これからの活躍を期待させられました。
更なる進化を見たいような、裏切って欲しいような。
楽しみです。
-----------------------------
「アートで候 会田誠・山口晃 展」@上野の森美術館
2007/5/20-6/19
http://www.ueno-mori.org/special/aida_yamaguchi/index.html
-----------------------------
会田誠さんをはじめて知ったのは、
思い返してみると、
戦争画RETURNSシリーズの中の
「美しい旗」だったような気がします。
今回は「美しい旗」の展示はなかったのですが、
「紐育空爆之図」をようやくみることができました。
「美しい旗(戦争画RETURNS)」は
大塚英志さんの『「彼女たち」の連合赤軍』の
文庫化に際して表紙に採用され、
その時に初めて見て、心に残っていました。
いろいろと深読みさせられる画だと思います。
『「彼女たち」の連合赤軍』がamazonの検索に引っかからないのですが、
↓こちらの本の表紙にも「美しい旗(戦争画RETURNS)」が使われていることを知りました。
本当は『「彼女たち」の連合赤軍』の表紙と2つで1つの作品です。
「美しい旗(戦争画RETURNS)」は、
蜷川幸雄さん演出の2005年の舞台「メディア」でも
パンフレットの表紙に使われていました。
どちらかというとク・ナウカ版の「王女メディア」を思い出させます。
http://www.bunkamura.co.jp/shokai/restshop/tsuuhan/cocoon.html
---------------------------
山口晃さんをはじめて知ったのは、
確かUnited Feature OrganizationのCDジャケットで。
今回の展覧会にも原画が展示されていました。
- アーティスト: United Future Organization, DUKE JORDAN, ERIC HOCHBERG, RICK LAZAR
- 出版社/メーカー: カッティング・エッジ
- 発売日: 2002/02/20
- メディア: CD
他にも槇原敬之さんのCDジャケットの原画も展示されていました。
山口晃さん関連の過去の記事:http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2006-12-12