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ウォルター・デ・マリア「見えて/見えず 知って/知れず」@直島 [現代美術]

アートの中には展示されている場所が大事で、
その場に行ってみることが重要な作品があります。
アースワークやランド・アートと呼ばれる分野の作品もそのような作品で、
ロバート・スミッソンやクリストとジャンヌ=クロードの作品などが有名です。
ウォルター・デ・マリアの「稲妻の原野」も有名な作品で、
広大な原野に400本のステンレス棒が立っていて、
稲妻が落ちるのを観察する作品ですが、
実際見に行くのも大変で、なかなか実物を見ることができません。
  http://www.lightningfield.org/

そんなウォルター・デ・マリアの作品が直島にあるというので、
実際にその場所に行って見てみたいと思ったのも、
直島に行った理由のひとつです。

直島にあるのはウォルター・デ・マリアの
「見えて/見えず 知って/知れず(Seen/Unseen Known/Unknown)」
というタイトルの作品です。

球体の花崗岩と金色に塗られた木製の三角柱などからなる作品ですが、
入り口のやや狭い細長い空間に配置されているため、
外からも中からも作品の全貌を一度に見ることがなかなかできません。

そのため、いろいろ動き回りながら色んな場所や角度から作品をみることになるのですが、
そんな行為も作品の一部のような気がしました。
実際その場所に行って見ることで、
「見えて/見えず 知って/知れず」というタイトルにこめられた意味の一部を
感じることができた気がします。

 ベネッセアートサイト直島 http://www.naoshima-is.co.jp/index.html

地中美術館にもウォルター・デ・マリアの作品がありましたが、
やはり実際に行って体感することが大事な作品だと思いました。


タグ:Walter De Maria
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