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「スコープ少年の不思議な旅」 桑原弘明さんの作品 [現代美術]

スコープ少年の不思議な旅

スコープ少年の不思議な旅

  • 作者: 巖谷 國士
  • 出版社/メーカー: パロル舎
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 単行本

アートの定義は難しいですが、
「覗き見る」という行為にもアートの要素を感じます。
マルセル・デュシャンの遺作も覗き見るものでした。
 http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2006-05-23-2

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桑原弘明さんの作品も覗き見る作品です。
スコープと呼ばれる作品は蓋のない小さな箱で、
飛び出したレンズから中を覗き見るようになっています。

箱の側面には穴が開いていて、
光を当てると、部屋や庭の風景が見えますが、
側面にさらにいくつかある穴に光を当て変えると、
同じ風景が例えば朝、昼、夜と変化していくように見えます。
不思議な装置です。

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テレビ番組で一度見て以来気になっていたのですが、
松下電工汐留ミュージアムの「あかり/光/アート」展に
出展されているという情報を得たので見に行ってきました。
実際見てみると、とても美しく不思議な世界でした。

現代作家としては他に杉本博司さんと宮島達男さんの
作品も展示されていました。
光を扱ったアート作品という繋がりです。

 杉本博司さん関連記事:http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2006-12-13
 宮島達男さん関連記事:http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-02-12-4

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「あかり/光/アート」展@松下電工汐留ミュージアム
2007/12/8-2008/2/24
http://www.mew.co.jp/corp/museum/exhibition/07/071208/index.html


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