一人万博の記録 写真展『Yesterday Today Tomorrow』 [写真]
昨年愛知じゃなくて水戸で開催されのは
「日比野克彦の一人万博」
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-08-06
その活動の様子を写真家・竹内裕二さんが撮影した写真集が
とうとう発売になりました。
一人万博は一人ひとりが主役の万博。
でも、一人万博はいろんな人が集まってできた万博。
伝わってきます。
写真集の発売を記念した写真展がリトルモア地下にて開催中です。
久しぶりにみた一人万博のポスター。
デザインは日比野克彦さんの先輩・深澤直人さんです。
リトルモアの窓にも写真が!
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竹内裕二写真展「YESTERDAY TODAY TOMORROW」
HIBINO EXPO2005 日比野克彦の一人万博の日々 @リトルモア地下
2006.2.14-3.12
リトルモア http://www.littlemore.co.jp/
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日比野克彦さんが水戸に帰ってくる!
京成百貨店の新店舗開店にあわせて、
イベント『DANBOX』が開催されます!
最終日は日比野さんも登場。
いけるかなぁ~
会期:3月17日(金)~21(火・祝)
10:00~19:30(最終日は17:00閉場)
会場:京成百貨店(新店舗)7階催事場
日比野克彦さんHP http://www.hibino.cc/info/topics/index.html
水戸京成百貨店 http://www.mitokeisei.co.jp/
写真展「発掘された不滅の記録1954-1975 ベトナム そこは戦場だった」 [写真]
多数の報道関係者による
ベトナム戦争の記録を集めた写真展。
写真から伝わる戦争の現実に驚きです。
一方で、多くのカメラマンがその場に居合わせていたのにも驚きです。
戦争報道のあり方はその後変化してしまったような気がしますが、
戦争報道の原点がここにはある気がします。
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写真展「発掘された不滅の記録1954-1975 ベトナム そこは戦場だった」
@東京都写真美術館 2006 1/14-2/19
http://www.syabi.com/
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写真展は多くの写真家による記録でしたが、
一人の写真家による記録というのも伝わるものがあります。
ベトナム戦争を知らない世代なので、
ベトナム戦争の歴史の整理もかねて読んでみました。
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「ミス・サイゴン」もベトナム戦争のお話。
戦争を大枠で語らず、個人に焦点があたっているのがいいです。
戦争の苦しみは戦争後も続きます。
ミュージカルとしてもとっても好きです。
「植田正治:写真の作法」展 [写真]
着物姿の女性や山高帽にこうもり傘を持った紳士とかが
砂丘で横一列に並び写る写真など、
独特の雰囲気を持った作品で知られる植田正治さん。
土門拳のリアリズムや木村伊兵衛のさりげなさとは異なり、
”演出写真”として知られています。
とても不思議な世界です。
今回は有名な「砂丘」シリーズのほかに、
初期や晩年の作品も展示されていました。
写真というより絵画に近い作品も多くあり、
初期の作品から構図や演出が凝っているように感じます。
デジタル時代になり、写真とアートの境界があいまいになってきてますが、
そのような仕事の先駆けとも感じる一方で、
芸術家ではなくあくまで写真家であり続けた方だったのかなとも思いました。
デジタルな処理でなく、演出で行ってる点が今逆に新鮮です。
妻のいる砂丘風景(III) 1950年
植田さんの作品を見て、
まだ行ったことのない鳥取砂丘、そして山陰に行ってみたくなりました。
植田さんは山陰に留まり続けた写真家でした。
植田正治写真美術館 http://www.japro.com/ueda/
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「植田正治:写真の作法」展 @東京都写真美術館
2005 12/17-2006 2/5
東京都写真美術館 http://www.syabi.com/schedule/details/ueta.html
「杉本博司:時間の終わり」展 [写真]
杉本博司さんの建築を撮影した写真「Architecture」シリーズは、
焦点を無限大の2倍にわざと設定し、強制的にぼかされています。
美術館で遠くからみると、
一見焦点があってるようにみえるけど細部は分かりません。
その後、徐々に近づいていくと段々焦点が合わなくなり、
やはり細部が分かりません。
どこまで近づいても細部が見えない。
不思議な体験でした。
”記憶の中に結ばれた像(イメージ)”といわれて納得。
ぼけててもクライスラー・ビルってちゃんとわかるんですよね
確かに記憶の中のクライスラー・ビル
これ以上のディテールは、、、思い出せない(汗)
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杉本博司さんの作品の全貌を今回はじめて知りました。
またも頼りとしたのは「BRUTUS」
BRUTUS http://www.brutusonline.com/brutus/issue/index.jsp?issue=578
どの作品もなんだか深いです。
リアル、美、不変、真実、時間、、、
色々深読みしてしまいそうです。
展覧会の売店には大森荘蔵さんの本が並んでたり。
面白かったです。
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「杉本博司:時間の終わり」展 @森美術館
2005 9/17-2006 1/9
森美術館 http://www.mori.art.museum/html/jp/index.html
ブルース・ウェバー写真展 [写真]
写真に詳しくないんですが、
BRUTUS特集号の影響もあって、
ブルース・ウェバー展に行ってきました。
何よりもリアルな世界を写すはずの写真
ブルース・ウェバーの写す世界は、、、
現実の世界を忘れさせてくれるような
忘れてしまったような
懐かしいような
そして夢のような世界
永遠に続いて欲しいけど
儚く消えてしまう世界が
見事に切り取られています
”今という瞬間を大事に思う気持ちが持てるようになってほしい
そして何事も永遠に続かないんだ
ということに気づいてくれたらと願っている”
ブルース・ウェバーの言葉が心に響きます。
ブルース・ウェーバーの映画「トゥルーへの手紙」ももうすぐ公開されます。
トゥルーへの手紙 http://www.alettertotrue.com/
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ブルース・ウェーバー写真展
2005 9/16-10/30
初日は大混雑のようでしたが、ぼくが行った日は落ち着いてました。
写真展「地球を生きる子どもたち」 [写真]
Bunkamuraザ・ミュージアムにて
「地球を生きる子どもたち写真展」を観てきました。
写真は19世紀に発明されたので、
展示はここ1世紀半の歴史やドラマを写し出したものになります。
ほんとにいろんなことが起こりました。
そしていろんな出来事に子どもたちが出会い、巻き込まれました。
いくつかのテーマごとに国内外の写真が展示されています。
生存・犠牲・再生・記憶・受難・現実・希望 など
子どもたちの無邪気さやあどけなさに心救われる一方で、
悲惨な状況での笑顔によりいっそう深い悲しみをおぼえます。
一言添えられた写真が特に印象に残ります。
例えば、何気ない子どもの写真の下に
- この子は次の日収容所に送られた -
といった言葉が添えられているだけで、
ものすごいドラマが頭の中を駆け巡ります。
(いわさきちひろ をすこし思い出しました。)
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写真展「地球を生きる子どもたち」 @Bunkamuraザ・ミュージアム
2005 2/5-3/21
Bunkamura http://www.bunkamura.co.jp/indexj.html
澤田知子さんの作品をみた -「MOTアニュアル2005」 [写真]
ニュースの犯人の写真をみていると
なぜかみんな悪そうな顔に見えたりするものですが、
外見と性格は関係があるんでしょうか?
そんなことを考えさせられるのが澤田知子さんの写真です。
澤田知子さんの作品は、たとえば学校のクラスの集合写真。
約40人の生徒(+先生)すべて作者自身が扮装しています。
なかにはやさしそうな人、明るそうな人、暗そうな人、悪そうな人、、、
いろいろな人がいますが、じつはみんな同じ人なんですよね。
外見と内面の危うい関係を教えてくれます。
(それ以前に、見ていてホントに楽しいです)
東京都現代美術館にて。
澤田知子さんのHP http://www.e-sawa.com/