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グラフィティ in Japan 「X-COLOR展」 [現代美術]

グラフィティ文化??
すでにご存知かもしれませんが、
ビルの壁面や電車や橋桁のように人目のつく場所に
文字のような、記号のような、アニメのキャラクタのようなものが
スプレーなどで表現されたものをグラフィティと呼びます。

38名の作品が紹介されていましたが、
恥ずかしながら誰も知らなかったです(汗)。
予備知識ゼロで望みました。

会場に来ていたヒップホップスタイルな方が、
何も見ずに作者名を当てるという場面に遭遇し、
ちょっと尊敬しました。

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メキシコ以来、壁画は社会との接点を持つキャンバス。
ただ、グラフィティにメキシコのような明確な大きなメッセージは感じません。
時代も変わってますし、当然かな?
生まれながらの階級社会への不満でもないし、
自己を見失った上での自己表現でもない。
確かに社会は変わって色々な面で良くなってきてますが、
それでも若者達の社会へのイライラは普遍的。(その内容は変わってきてますが)
グラフィティには
現在の状況へのちょっとしたイライラとか、
異文化や空想世界へのほのかな憧れとか、
そこはかとない未来への不安とか または希望とか
個人の小さな気持ちが表現されているようにも見えます。

ビルの壁といえば、広告のメッカ。
電車の外装にも広告が出現しはじめてます。
電車の外装の広告も見方によっては相当変。
一方、グラフィティは見方によっては結構カッコいい!?
今回をキッカケにもう少しニュートラルな気持ちで街を眺めてみようと思いました。

とはいえ、自分の家の壁に登場するとつらいかも。
私的な空間だけに^^。

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今回の展覧会の企画で
美術館の中でなく街にも作品が溢れていました。




どれもすごいんだけど、
最後のFATEかICHIと思われる作品が結構お気に入り。

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画像の合成にも再挑戦。

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X-COLOR グラフィティ in Japan @水戸芸術館 現代アートセンター
2005 10/1-12/4

水戸芸術館 http://www.arttowermito.or.jp/xcolor/xcolorj.html

追記:
本がでました!

X‐COLOR Graffiti in Japan

X‐COLOR Graffiti in Japan

  • 作者: 窪田 研二, 能勢 伊勢雄
  • 出版社/メーカー: 水戸芸術館現代美術センター
  • 発売日: 2005/12
  • メディア: 単行本


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