伊東忠太の妖怪を探すツアー 震災記念堂と築地本願寺 [建築]
<日本>という国民国家が誕生し、
<日本>の美術史を創ったのが岡倉天心だとすれば、
<日本>の建築史を創ったのは伊東忠太といえそうです。
美術史や建築史が創られる過程は、
時代を反映した様々な思惑や
矛盾なんかも含まれていたりして、
今からみると結構面白いです。
ワタリウム美術館では
2003年に伊東忠太展、2005年には岡倉天心展が開催されました。
岡倉天心展は行けたのですが、伊東忠太展は行けませんでした。
ワタリウム美術館 http://www.watarium.co.jp/
最近になって、伊東忠太展の開催記念本を読んでみたら
やはり面白かったです。
法隆寺を「発見」した人
築地本願寺を設計した人
日本の建築史を創始した人
色々語られる伊東忠太像ですが、
ぼくが惹かれてしまったのは、
妖怪趣味に長じた人
伊東忠太は妖怪の絵とともに、彼の設計した建物にも多くの妖怪を残しました。
そこで伊東忠太の妖怪を探しに行ってきました。
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まずは震災記念堂(現・東京都慰霊堂)です
建物外部から妖怪を探しますが、
トリの意匠がそこかしこに隠れています
このトリが一番わかりやすく、いっぱいいました
他にも
このあたりにもトリが隠れていそうです。
これは妖怪っぽい
鐸を加えてるのも妖怪っぽいです
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震災記念堂の脇に立つ復興記念館に眼をやると、
ここにも伊東忠太っぽい妖怪がいました。
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2ヶ所目は築地本願寺。
やっぱり宗教建築には圧倒されます。
正面には羽の生えた獅子のような
内部には写真撮影していいのかわからなかったのですが、
動物が何匹かいました。
おまけのこれはなぜかあった大きなゾウです。
きっと伊東忠太とは関係なさそうですが、意表を付かれたので。
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こちらの本は絶版なのかなかなか出会えませんが、面白そうです。
その後の愛・地球博会場跡地 [万博]
昨年開催された愛・地球博。
ぼくも3回ほど行ってきました。
その後はどうなってるんだろう?
訪ねてみました。
もともと愛知青少年公園だった長久手会場ですが、
愛・地球博終了後は再度公園に生まれ変わるようです。
ただ、ぼくが行った2005年末現在はまだまだ整備中。
中に入ることはできませんでした。
ここからまた何かはじまるといいなと思います。
企業パビリオンはトヨタ館の姿が残るのみです
手前は東ゲートと北ゲートを結ぶ回廊
モリゾー・ゴンドラ乗り場付近
リニモから望むグローバルハウス方面
グローバルハウスは元々あったアイススケート場と
温水プールを利用していたので、元にもどるようです
手前はワンダーサーカス電力館の跡地付近
手前右手がオーストラリア館付近です
中央では大地の塔の解体が進んでいます
遠くにはEXPOドーム
西ターミナルから西ゲートを望みます
愛・地球博跡地を利用した愛知青少年公園の計画はこちらのサイトから
http://www.pref.aichi.jp/koen/YP/pubcome/gaiyouban02.html
D-BROSのカレンダー 「Paper Jam」 [デザイン]
今年はカレンダーを
D-BROSの「Paper Jam」というカレンダーにしてみました。
数字を手でちぎって張り合わせたようなデザインは、
とても凝ったつくりでなんだかいいです。
日本製なので日本の祝日に対応している点も気に入りました。
毎月違う形なので、下から他の月が覗いています。
D-BROS http://www.d-bros.jp/