沢木耕太郎「深夜特急」 [旅]
ペナン島に旅行に行ってきたのですが、
「深夜特急」でも沢木耕太郎さんがペナン島に行かれていて、
改めて読み返してみました。
「深夜特急」を読むと川端康成の「伊豆の踊り子」を思い出します。
若者があてもなく未知の世界に飛び出した旅の書、
という点で2つの本は似ているのかなと思います。
現在とは異なり、川端康成の時代の伊豆は、
少なくとも若者にとってはもっと未知の世界だったようです。
そう思って「伊豆の踊り子」を読むと、少し印象が変わってきます。
今の時代の感覚で読むとピンとこないのですが。
一方、「深夜特急」のバックパッカー的な旅も、
70年代においてはまだまだ未知の世界だったようです。
そう思うと、「深夜特急」の偉大さが際立ってきます。
時代も変わってしまったし、
年齢を重ねるにつれ世界も広がってくるので、
「伊豆の踊り子」や「深夜特急」の印象が、
どんどん変わってきたような気がしますが、
両書にある旅の新鮮さはやはりまだまだ憧れの存在です。
バティックのハンカチ [手仕事]
他のアジアの国と同様マレーシアにおいても
バティック(ロウケツ染め)は盛んでした。
ハンカチを買ってきました